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[Weekend Report] ハリポタ最新作がシリーズ最高のスタート!

シリーズ5作目となる「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」が水曜に初日を迎え、最初の5日間で1億4000万ドルを稼ぎ出す大ヒットスタートを切った。これは5日間のオープニングとしては史上6番目となる好記録で、この夏に限れば「シュレック3」「トランスフォーマー」を上回る数字となる。シリーズ過去最高となる4285館での超ワイドリリース(「~アズカバンの囚人」を430館上回る)が功を奏し、最初の5日間の興収はシリーズ過去最高。このままいけば第1作の3億1700万ドル超えも決して夢ではない。


ハリポタシリーズ自体は1作目をピークに次第に興収を落としていたが、前作「~炎のゴブレット」が2億9000万ドルを稼いで久々に上昇カーブを描いている。前作はヴォルデモードの登場でヴァイオレンスと恐怖描写が増え、シリーズ初のPG-13指定を受けたもののヒットを記録。今回もPG-13指定となったがファミリー層を中心に堅実な集客を達成している。
当面の目標は前作超えとなるが、3作目以来となる夏公開が持続力の面で不安を抱かせる。3作目の「~アズカバンの囚人」はシリーズ中最も持続力が弱く、1週目の興収が全体の37.5%とやや高め。おそらく「~不死鳥の騎士団」も同じような興行となるはずで、4作目超えには少し苦戦するかもしれない。

2週目を迎えた「トランスフォーマー」は前週比49%ダウンとさすがに大きな落ち込みを見せたが、トータル興収はすでに2億2000万ドルと驚異的な爆発力を見せている。2億ドル突破に要した日数ではこの夏の3強にやや劣るものの、3強が争って市場を食いつぶした時期に比べればライバルも手薄。このまま好調な興行を続ければ3強超えの可能性は十分だ。

社会派ローランド・ジョフィ監督がメガホンをとったスリラー「キャプティビティ」は1050館で公開されるも、3日間で150万ドルしか稼げず12位スタート。「24」で人気のエリシャ・カスバートを主演に据えるも全く集客には結びつかなかった。批評家からも酷評されており、キャリア迷走するジョフィ監督には大打撃。もちろん興行力を示せなかったカスバートにとっても痛すぎる結果となってしまった。

TW LW Title 配給 Weekend 劇場数 Total
1
N
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
WB
$77,410,000
4,285
$140,017,000
1
2
1
トランスフォーマー
P/DW
$36,000,000
4,050
$222,990,000
2
3
2
レミーのおいしいレストラン
BV
$18,019,000
3,625
$143,004,000
3
4
3
ダイ・ハード4.0
Fox
$10,875,000
3,201
$102,918,000
3
5
4
License to Wed
WB
$7,440,000
2,715
$30,508,000
2
6
6
1408
MGM/W
$5,010,000
2,206
$62,202,000
4
7
5
エバン・オールマイティ
Uni.
$4,972,000
2,702
$87,867,000
4
8
7
Knocked Up
Uni.
$3,653,000
1,715
$138,194,000
7
9
9
シッコ
LGF
$2,650,000
756
$15,876,000
4
10
10
オーシャンズ13

WB
$1,910,000
1,244
$112,432,000
6

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