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  第83回 アカデミー賞ノミネーション

英国王のスピーチ
トゥルー・グリット
ソーシャル・ネットワーク
インセプション
ザ・ファイター
<12部門候補>
作品
監督
主演男優
助演男優
助演女優
脚本
撮影
編集
美術
衣装
作曲
録音
<10部門候補>
作品
監督
主演男優
助演女優
脚色
撮影
美術
衣装デザイン
録音
音響編集
<8部門候補>
作品
監督
主演男優
脚色
撮影
編集
作曲
録音
<8部門候補>
作品
脚本
撮影
美術
作曲
録音
音響編集
視覚効果

<6部門7賞候補>
作品
監督
助演男優
助演女優
助演女優
脚本
編集


127時間
ブラック・スワン
トイ・ストーリー3
Winter's Bone
キッズ・オールライト
<6部門候補>
作品
主演男優
脚色
編集
作曲
主題歌
<5部門候補>
作品
監督
主演女優
撮影
編集
<5部門候補>
作品
脚色
主題歌
音響編集
長編アニメ
<4部門候補>
作品
主演女優
助演男優
脚色
<4部門候補>
作品
主演女優
助演男優
脚本

 作品賞
ソーシャル・ネットワーク(コロンビア)
英国王のスピーチ(ワインスタイン・カンパニー)
インセプション(ワーナー・ブラザース)
ブラック・スワン(フォックス・サーチライト)
ザ・ファイター(パラマウント)
トイ・ストーリー3(ディズニー)
127時間(フォックス・サーチライト)
トゥルー・グリット(パラマウント)
キッズ・オールライト(フォーカス・フィーチャーズ)
Winter's Bone(ロードサイド・アトラクションズ)

11本の有力コンテンダーから10本が選ばれるというところまでは予想が当たっていたが、落選するのがまさか「ザ・タウン」とは。すでに見ていて作品をとても気に入っているのでひいき目もあったが、娯楽性、ドラマ性、スケール感どれをとってもアカデミー賞向きのいい映画だったので残念。ベン・アフレックには次回作で頑張ってもらいたい。
さて、最多ノミネートは「英国王のスピーチ」で12部門。技術賞部門でも大いに評価され、ライバルの「ソーシャル・ネットワーク」を大きくリードした。やはり一部で報道されているように、アカデミー会員向きなのは明らかに「英国王~」のほうで、年齢層の高い会員が多いアカデミーに「ソーシャル・ネットワーク」は理解できないという分析は的を射ているようだ。
PGA(アメリカ製作者組合賞)を大逆転で制したように、流れは完全に「英国王のスピーチ」に傾いた。アカデミー賞と直結度の高いトロント国際映画祭観客賞を受賞した時点で、もともとは今年のアカデミー賞本命と言われていた作品。バックについているのがアカデミー賞ハンター、ハーヴェイ・ワインスタインとくれば、このまま突っ走ってもおかしくない。
「トゥルー・グリット」も10部門の大量ノミネート。「ノーカントリー」のときも同じことを書いたが、コーエン兄弟の映画がこれほどアカデミー賞で偏愛されるとは、 アカデミー賞も様変わりしたものだ。ただ、作品はBoxOfficeで大ヒットしているように、エンターテインメントの要素も強く、一般受けしやすい作りなのかもしれない。
技術賞部門総なめで最多ノミネートの目もあった「インセプション」は8部門候補に留まった。後でまた触れるが、ノミネートされるべき部門でノミネートされていないので、また物議を醸すことになりそう。
大量ノミネートも予想された「ブラック・スワン」は5部門の候補に留まった。映像のインパクトで見せる映画とはいえ、脚本賞を取り逃がしたのは痛い。助演女優賞部門でもミラ・クニス、バーバラ・ハーシーの両名脱落の憂き目にあっている。ただし、これで作品のファンはナタリー・ポートマンの主演女優賞に票を投じることが予想され、ポートマン受賞の確率は高まったとも言える。
「ザ・ファイター」も堂々の6部門7賞ノミネート。監督賞、編集賞の重要部門でもノミネートされ、作品賞受賞に望みをつないだ。公開当初はそれほど批評家受けしなかったが、ハリウッド・コミュニティの間では特に人気があるようだ。
「スラムドッグ$ミリオネア」チームの新作「127時間」も6部門でノミネート。監督賞候補は逃したものの、授賞式ホストを務めるジェームズ・フランコの主演男優賞はしっかりゲットした。この後600館規模への拡大公開を予定しているようで、アカデミー賞キャンペーンはここから加速度を増すようだ。
女性監督作の2本、「キッズ・オールライト」「Winter's Bone」も揃ってノミネート。それぞれ仲良く作品、主演女優、助演男優、脚本(脚色)と、同じ4部門でノミネートされた。

▼惜しくも落選
ザ・タウン(ワーナー・ブラザース)

 監督賞
デヴィッド・フィンチャー(ソーシャル・ネットワーク)
ダーレン・アロノフスキー(ブラック・スワン)
トム・フーパー(英国王のスピーチ)
デヴィッド・O・ラッセル(ザ・ファイター)
ジョエル&イーサン・コーエン(トゥルー・グリット)

さて、今回のノミネート結果で一番納得がいかないのがこの部門。当然あるべきはずの人物の名前がない。クリストファー・ノーラン(インセプション)だ。「ダークナイト」に続いての候補落ちで、映画ファンの間では「またか・・・」とため息が漏れているだろう。どうもノーランに対するあからさまな無視は、傑物に対する恐れのような気がする。スピルバーグがヒット作を連発しながらもアカデミー賞から無視され続けたケースによく似ていて、スピルバーグも当初はアカデミーから「あなたは違う人種」と村八分にあっていた。 ノーランは従来の形を変えうるくらいの新しい文法で映画を撮っている人だけに、その新しさをアカデミーが拒んでいるように見えてならない。また、もっと単純な話、「ダークナイト」「インセプション」と大ヒットを飛ばして稼ぎまくっている外国人野郎が気にくわないというやっかみもあるだろう。スピルバーグがしたように、ノーランもアカデミー賞に対して歩み寄りを見せないと、この不遇は止まないのかもしれない。
ノーランの代わりにノミネートされたのは、「トゥルー・グリット」のコーエン兄弟。最重要前哨戦DGA(アメリカ監督組合賞)では、コーエン兄弟の代わりにノーランがノミネートされていた。兄弟はノミネーション発表後、「誰か他のひとのを奪ったのでなければいいけど」とコメントしてノーランへの配慮をのぞかせている。
「ザ・ファイター」のデヴィッド・O・ラッセルもIN。もともと「スリー・キングス」撮影時にジョージ・クルーニーと対立したように、業界内での評判はあまりよくない人。佳作の気性難が今回栄冠を勝ち取ったのは、実は主演のマーク・ウォルバーグをはじめキャストの力が大きい。ウォルバーグは逆に業界内での人気が高く、顔の利く男。今回、自身の候補こそ逃したが、作品賞含むその他の部門で彼の存在が得票の助けになっている部分は少なからずありそうだ。

▼惜しくも落選
クリストファー・ノーラン(インセプション)

 主演男優賞
コリン・ファース(英国王のスピーチ)
ジェームズ・フランコ(127 Hours)
ジェフ・ブリッジス(トゥルー・グリット)
ジェシー・アイゼンバーグ(ソーシャル・ネットワーク)
ハヴィエル・バルデム(Biutiful ビューティフル)

前哨戦で実績上位だったBIG5のうち、やはり対象作の知名度で劣るロバート・デュヴァル(Get Low)が候補落ちの憂き目にあった。デュヴァルはNewsweek誌主催のトーク企画でスタンリー・キューブリック監督に噛みつくなど歯に衣着せぬ言動で周りをヒヤヒヤさせたが、そのあたりの影響もあったかもしれない。
代わりにノミネートされたのは、「ノーカントリー」で助演男優賞を受賞済みのハヴィエル・バルデム(Buitful ビューティフル)。外国語作品ということで割引の評価が必要だったが、カンヌ国際映画祭で男優賞受賞の実績がモノを言った。

▼惜しくも落選
マーク・ウォルバーグ(ザ・ファイター) 、レオナルド・ディカプリオ(インセプション)、ライアン・ゴズリング(ブルー・バレンタイン)

 主演女優賞
ナタリー・ポートマン(ブラック・スワン)
アネット・ベニング(キッズ・オールライト)
ジェニファー・ローレンス(Winter's Bone)
ニコール・キッドマン(Rabbit Hole)
ミシェル・ウィリアムス(ブルーバレンタイン)

ここは前哨戦実績通りに上位5名が名を連ねた。 「Another Year」が脚本賞部門でノミネートされたことを考えれば、レスリー・マンヴィルの候補があってもよかったが、上位の壁は厚かった。

▼惜しくも落選
レスリー・マンヴィル(Another Year)、ノオミ・ラパス(ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女)、アン・ハサウェイ(Love and Other Drugs)

 助演男優賞
クリスチャン・ベール(ザ・ファイター)
ジェレミー・レナー(ザ・タウン)
ジェフリー・ラッシュ(英国王のスピーチ)
マーク・ラファロ(キッズ・オールライト)
ジョン・ホークス(Winter's Bone)

「ソーシャル・ネットワーク」から誰一人としてノミネートされなかったのは、同作がアカデミー会員にそれほど受けていない証明とも言える。票割れの影響もあっただろうが、前哨戦で十分な実績を残したアンドリュー・ガーフィールドまで落選とは驚きだ。

▼惜しくも落選
アンドリュー・ガーフィールド(ソーシャル・ネットワーク)、アーミー・ハマー(ソーシャル・ネットワーク)、マット・デイモン(トゥルー・グリット)

 助演女優賞
メリッサ・レオ(ザ・ファイター)
エイミー・アダムス(ザ・ファイター)
ヘレナ・ボナム=カーター(英国王のスピーチ)
ヘイリー・ステインフェルド(トゥルー・グリット)
ジャッキー・ウィーヴァー(Animal Kingdom)

前哨戦実績上位の5人が順当にノミネート。知名度低いジャッキー・ウィーヴァーのハンデが心配されたが、見事に候補入り。代わりに前哨戦重要3賞(SAG、GG、BFCA)全てにノミネートされていたミラ・クニス(ブラック・スワン)が落選の憂き目に。

▼惜しくも落選
ミラ・クニス(ブラック・スワン)、バーバラ・ハーシー(ブラック・スワン)

 脚本賞
スコット・シルバー、ポール・タマシー、エリック・ジョンソン(ザ・ファイター)
クリストファー・ノーラン(インセプション)
リサ・チョロデンコ、スチュアート・ブルームバーグ(キッズ・オールライト)
デヴィッド・サイドラー(英国王のスピーチ)
マイク・リー(Another Year)

「ブラック・スワン」落選のサプライズで、代わりにノミネートされたのはこの部門常連のマイク・リー。アカデミー会員は本当にマイク・リーがお好き。会員に向けて売り込みメールを一斉送信するというルール違反を犯してしまった「[リミット]」のクリス・スパーリングはやはりノミネートされず。前哨戦序盤にニューヨークの批評家たちから賞をもらったりしなければ、不名誉な汚点を残さずに済んだかも…。

▼惜しくも落選
ジョン・マクローリン他(ブラック・スワン)、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ他(Biutiful ビューティフル)

 脚色賞
アーロン・ソーキン(ソーシャル・ネットワーク)
マイケル・アーント(トイ・ストーリー3)
デブラ・グラニク、アン・ロッセリーニ(Winter's Bone)
ジョエル&イーサン・コーエン(トゥルー・グリット)
サイモン・ビューフォイ、ダニー・ボイル(127時間)

前哨戦実績通りの結果。

▼惜しくも落選
ロバート・ハリス(The Ghost Writer)、エドガー・ライト他(Scott Pilgrim vs. the World)

 撮影賞
ロジャー・ディーキンス(トゥルー・グリット)
マシュー・リバティーク(ブラック・スワン)
ウォーリー・フィスター(インセプション)
ジェフ・クローネンウェス(ソーシャル・ネットワーク)
ダニー・コーエン(英国王のスピーチ)

初のオスカー受賞に向け、巨匠ロジャー・ディーキンスが堂々のノミネート。

▼惜しくも落選
ロバート・リチャードソン(シャッター アイランド)、アダム・キンメル(わたしを離さないで)

 編集賞
アンドリュー・ワイスブラム(ブラック・スワン)
アンガス・ウォール、カーク・バクスター(ソーシャル・ネットワーク)
タリク・アンウォー(英国王のスピーチ)
パメラ・マーティン(ザ・ファイター)
ジョン・ハリス(127時間)

作品賞を狙う上で絶対に落とせない部門。10部門候補の「トゥルー・グリット」がここでノミネートされなかったのは痛い。技術部門総ナメと予想された「インセプション」がもっとも重要なこの部門でまさかの落選。アカデミーはいったい何を考えているのか。

▼惜しくも落選
リー・スミス(インセプション)、ロデリック・ジェインズ(トゥルー・グリット)

 美術賞
ガイ・ヘンドリックス・ディアス(インセプション)
ロバート・ストロンバーグ(アリス・イン・ワンダーランド)
スチュアート・クレイグ(ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1)
イヴ・スチュワート(英国王のスピーチ)
ジェス・ゴンコール(トゥルー・グリット)

常連「ハリポタ」もINでほぼ順当な顔ぶれ。日本人、堤大介さん(トイ・ストーリー3)がノミネートされなかったのは残念。

▼惜しくも落選
ダンテ・フェレッティ(シャッター アイランド)、堤大介(トイ・ストーリー3)

 衣装デザイン賞
ジェニー・ビーヴァン(英国王のスピーチ)
コリーン・アトウッド(アリス・イン・ワンダーランド)
メアリー・ゾフレス(トゥルー・グリット)
サンディ・パウエル(The Tempest)
アントネッラ・キャラロッツィ(I Am Love)

タランティーノのお気に入り「I Am Love」がサプライズノミネート。その美しい衣装の一部を見られる予告編はこちら。コリーン・アトウッド、サンディ・パウエルら常連が順当にノミネート。

▼惜しくも落選
マイケル・カプラン(バーレスク)、ジャンティ・イェーツ(ロビン・フッド)

 作曲賞
トレント・レズナー、アティカス・ロス(ソーシャル・ネットワーク)
ハンス・ジマー(インセプション)
アレクサンドル・デスプラ(英国王のスピーチ)
A・R・ラフマーン(127時間)
ジョン・パウエル(ヒックとドラゴン)

映画コンポーザーではないトレント・レズナー、アティカス・ロスのコンビが見事にノミネートをゲット。この部門は縄張り意識が強く、門外漢をハネつけることがこれまでにも多々あったが、レズナーの出色なスコアを無視することは出来なかったようだ。

▼惜しくも落選
ダニー・エルフマン(アリス・イン・ワンダーランド)、レイチェル・ポートマン(わたしを離さないで)、ランディ・ニューマン(トイ・ストーリー3)

 主題歌賞
"Coming Home"(Country Strong)
"If I Rise" (127時間)
"We Belong Together" (トイ・ストーリー3)
"I See the Light"(塔の上のラプンツェル)

「バーレスク」が複数曲候補も予想されていたにもかかわらず完全OUTのビッグサプライズ。ゴールデン・グローブ賞では作品賞(コメディ・ミュージカル部門)ノミネートなど過大評価され、会員への賄賂疑惑が持ち上がっていた。このニュースがアカデミー会員に大きな影響を与えていたことは間違いなく、アカデミーがゴールデン・グローブとは違って清廉潔白だと訴えるいいパフォーマンスになったのでは。しかし、授賞式の視聴率を考えると、クリスティーナ・アギレラ、シェールの2大スターの歌唱ショーを失った代償は大きい。

▼惜しくも落選
"You Haven't Seen the Last of Me"(バーレスク)、"Bound to You"(バーレスク)

 メーキャップ賞
The Way Back
Barney's Version
ウルフマン

 録音賞
インセプション
英国王のスピーチ
ソルト
ソーシャル・ネットワーク
トゥルー・グリット

 音響編集賞
インセプション
トイ・ストーリー3
トロン:レガシー
トゥルー・グリット
アンストッパブル

 視覚効果賞
アリス・イン・ワンダーランド
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1
ヒア アフター
インセプション
アイアンマン2

グラフィックを売りにしていた「トロン:レガシー」が落ち、代わりにイーストウッド作品「ヒア アフター」がノミネート。イーストウッド作品が視覚効果賞とは。

▼惜しくも落選
トロン:レガシー、Scott Pilgrim vs. the World

 外国語映画賞
In a Better World(監督:スザンネ・ビア/デンマーク)
Biutiful ビューティフル(監督:アレハンドロ・ゴンザレス=イニャリトゥ/メキシコ)
Outside the Law(監督:ラシッド・ブシャール/アルジェリア)
Dogtooth(監督:Giorgos Lanthimos/ギリシャ)
Incendies(監督:デニ・ヴィルヌーヴ/カナダ)

「告白」ノミネートならず。最終候補9作品に残った段階でノミネート確率はかなり高いと思っていたが、最後の壁は厚かった。ビジュアルのインパクトでは他に負けていないはずなので、落選理由として考えられるのは物議を醸すその内容、そして受賞したばかりの「おくりびと」の存在だろう。仮に「おくりびと」が受賞していなかったら、「告白」のノミネートはあったかもしれない。

▼惜しくも落選
告白(監督:中島哲也/日本)、Even the Rain(監督:イシアル・ボリャン/スペイン)、Life, above All(監督:オリバー・シュミッツ/南アフリカ)、Simple Simon(監督:アンドレアス・アーマン/スウェーデン)

 長編アニメーション映画賞
トイ・ストーリー3
ヒックとドラゴン
イリュージョニスト

最後の椅子をめぐる争いは、外国語作品「イリュージョニスト」が勝利。「ベルヴィル・ランデブー」で同賞を受賞しているシルヴァン・ショメ監督の新作とあって批評家人気は高かった。惜しくも落選はスーパー・プロデューサー、クリス・メレダンドリが立ち上げたレーベル、イルミネーションの第1弾「怪盗グルーの月泥棒3D」。BoxOfficeでは「ヒックとドラゴン」を超える人気を博したが、クオリティの面ではわずかに劣った。今回は候補こそ逃したが、イルミネーション製作のアニメには今後も要注目だ。
日本からエントリーの「サマーウォーズ」も残念ながら落選。細田監督の次回作に期待したい。

▼惜しくも落選
怪盗グルーの月泥棒 3D、塔の上のラプンツェル、サマーウォーズ

 短編アニメーション映画賞
デイ&ナイト
The Gruffalo
Let's Pollute
The Lost Thing
マダガスカル 旅の日記

 長編ドキュメンタリー映画賞
Exit through the Gift Shop(監督:バンクシー)
Inside Job(監督:チャールズ・ファーガソン)
レストレポ アフガニスタンで戦う兵士たちの記録(監督:セバスチャン・ユンガー、ティム・ヘザリントン)
GasLand(監督:ジョシュ・フォックス)
ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡(ルーシー・ウォーカー)

まさかまさかの大波乱。前哨戦実績最上位でオスカー受賞も当確と見られていた大本命「Waiting for 'Superman'」がノミネート落ちというビッグサプライズ。監督は「不都合な真実」で同賞を受賞したデイヴィス・グッゲンハイムで、知名度的にも他を圧倒しているはずだったが・・・。代わりにうれしいニュースは、バンクシー監督のドキュメンタリー「Exit through the Gift Shop」のノミネート。老会員には受けの悪そうな異端児の作品だけに心配されたが、見事にノミネートを受けた。日本での公開に期待。

▼惜しくも落選
Waiting for 'Superman'、The Tillman Story、Client 9: The Rise and Fall of Eliot Spitzer(監督:アレックス・ギブニー)

 短編ドキュメンタリー映画賞
Killing in the Name
Poster Girl
Strangers No More
Sun Come Up
The Warriors of Qiugang

 短編実写映画賞
The Confession
The Crush
God of Love
Na Wewe
Wish 143



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