7.6 Release
トランスフォーマー
監督:マイケル・ベイ
出演:シア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、マイケル・クラーク・ダンカン
配給:DreamWorks SKG
日本発のアニメ作品が米(ベイ)で映像化。「アイランド」がコケにコケまくったベイだが、今回はバックに大御所スピルバーグがついている。加えて、まだ映像的には珍しいロボットものとあってファンの期待度は高い。今回もアクション重視の荒唐無稽な作品に仕上がること請け合いだが、少なくとも映像的に新しいものは見せてくれそう。前週にピクサー、次週にハリポタとファミリー向け作品に挟まれているだけに勝負は最初の週末。ここで7000万ドルは稼いでおきたいところ。
7.13 Release
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
監督:デヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント
配給:Warner Bros. Pictures
全作が2億ドル超を稼ぐ大ヒットシリーズ最新作。回を重ねる毎に尻すぼみになっていく興収が不安視されていたものの、前作「炎のゴブレット」は1作目に次ぐヒット作に。作品の完成度もシリーズ最高だった。今回の新作もすでにおこなわれたプレビュー上映の結果は上々、上映時間も適度に短く、親子連れにより優しい作品になりそうだ。監督デヴィッド・イェーツはすでにハリポタ次回作の監督もオファーされているとあって、製作陣は彼の仕事振りに満足している様子。2億5000万ドルを最低ラインに設定したい。
7.20 Release
I Now Pronounce You Chuck and Larry
監督:デニス・デューガン
出演:アダム・サンドラー、ケヴィン・ジェームズ
配給:Universal Pictures
ここ2年、「ロンゲスト・ヤード」「もしも昨日が選べたら」と続けてサマーシーズンに結果を残しているアダム・サンドラーが今年も登場。「最後の恋のはじめ方」でイイ味を出していたケヴィン・ジェームズとコンビを組んでヒットを狙う。ゲイ・カップルのふりをする消防士たちを2人が演じるが、サンドラー主演作の割には現時点で期待度が今ひとつ。ファミリー向け作品ばかりが目立つこの時期に大人が楽しめるコメディに仕上がっているかが勝負の分かれ目になりそうだ。
Hairspray
監督:アダム・シャンクマン
出演:ジョン・トラヴォルタ、クィーン・ラティファ、ニッキー・ブロンスキ
配給:New Line Cinema
88年のジョン・ウォーターズ監督作をリメーク。オリジナルでディヴァインが演じた強烈キャラを、何とジョン・トラヴォルタが女装して演じる。今のところトラヴォルタの特殊メイクばかりが先行して話題となっているが、ブロードウェイ・ミュージカルで結果の出ている作品の映画化ということで、「シカゴ」「ドリームガールズ」のような興行的成功も期待できる。ただし、監督のシャンクマンはこれまでファミリー向けのお手軽コメディを中心に手がけてきた人物。この素材を扱うにはやや荷が重いか。
7.27 Release
The Simpsons Movie
監督:デヴィッド・シルバーマン
出演:ダン・カステラネタ、ジュリー・カヴナー、ナンシー・カートライト
配給:20th Century Fox Pictures
89年の放送開始以来、全米で高視聴率を記録し続ける大ヒットアニメがついに映画化。時事ネタを風刺たっぷりに扱った危険なギャグ満載で、子供向けを装いながら、その実大人が腹を抱えながら楽しむアニメとなっている。同じく大人向けアニメの「サウス・パーク」劇場版は5200万ドルの興収に留まるなど苦戦。キャリアも格も違う「シンプソンズ」だが、決して広くファミリーに浸透する題材ではないだけに興行的に上限が設定されそう。1億5000万ドルを目標としたい。
8.3 Release
ボーン・アルティメイタム
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、エドガー・ラミレス、ジョアン・アレン
配給:Universal Pictures
期待値の高くなかった1作目のスマッシュヒットを経て、批評家からも絶賛された2作目が期待以上の大ヒット。「ユナイテッド93」でアカデミー賞候補に挙がって株を上げたポール・グリーングラスが再びメガホンをとる3作目は当然作品のクオリティも高くヒットは確実だ。1作目は1億2000万ドル、2作目は1億7600万ドルを稼いでいるだけに、3作目にして初の2億ドル突破も期待される。この夏は「オーシャンズ13」の公開も控えるマット・デイモンだが、興行的にも批評的にもこちらの作品が勝るのは確実。特に作品のクオリティ面ではこの夏屈指の評価を得ることになるだろう。
8.10 Release
ラッシュアワー3
監督:ブレット・ラトナー
出演:ジャッキー・チェン、クリス・タッカー
配給:New Line Cinema
「Xメン ファイナル・デシジョン」を期待通りの大ヒットに導いたブレット・ラトナーが、自らのキャリアを切り開いた人気シリーズで三度メガホンをとる。クリス・タッカーのギャラ問題などで暗礁に乗り上げていたシリーズ第3作が前作より6年ぶりにようやく完成。2億2600万ドルを売り上げた前作の興行再現を狙う。ただし、ジャッキー、クリスともに6年前の集客力はなく、人気は落ち目。その中で唯一人順調にキャリアを積み上げてきたラトナーの手腕でどこまで挽回できるかといったところ。
8.17 Release
The Invasion
監督:オリヴァー・ヒルシュピーゲル
出演:ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、ジェレミー・ノーザム
配給:Warner Bros. Pictures
興行的にそれほど魅力ある作品ではないが、キッドマンに今が旬のダニエル・クレイグが絡み、さらに「ヒトラー 最期の12日間」で高評価されたオリヴァー・ヒルシュピーゲル監督が演出を担当するとなれば取り上げないわけにはいかない。ただ、このヒルシュピーゲル版に不満を持ったスタジオがウォシャウスキー兄弟に追加撮影を依頼するなど製作過程は混乱。脚本も大きく書きかえられているらしい。こうしたトラブルのあった映画は駄作になると相場が決まっているが果たして……。