Lions for Lambs
MGM 11.9 Release
監督:ロバート・レッドフォード
出演:トム・クルーズ、メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード、マイケル・ペーニャ、デレク・ルーク、ピーター・バーグ
物語
2001年のアフガニスタン戦争(対タリバン政権)を巡り、上院議員(クルーズ)、ジャーナリスト(ストリープ)、大学教授(レッドフォード)、教え子である最前線の兵士(ペーニャかルーク)が織りなすアンサンブル劇。
解説
パラマウントと訣別したトム・クルーズの新たな契約先MGMでの第1作目(パートナーのポーラ・ワグナーがMGMの製作ヘッドに就任)。自身製作の野心的なラインナップ(ベン・スティラーとの共演作など)が控える彼だが、本作ではレッドフォード製作・演出の下、役者に徹している。エゴが強すぎる(と業界で思われがちな)クルーズにとってはこうした場合のほうが役者として好結果がもたらされる可能性が高い。MGMというシェアの小さな新天地でのスタートとしては最適な作品と言えそう。
作品内容は『シリアナ』を連想させる類の社会派アンサンブルとなりそう。トムもメリルもオスカーでは助演扱いか。彼ら大スター様よりもペーニャ、ルークといった新鋭に注目。特にペーニャはこのところ3年連続でアカデミー賞作品賞候補になった作品に出演中(「ミリオンダラー・ベイビー」「クラッシュ」「バベル」)で、4年連続なるか期待される。
役者とスタッフは超一流。あとはレッドフォードの腕に掛かってくる。失敗に終わった前作『バガー・ヴァンスの伝説』から7年。71歳の老優がこのまま枯れるか、華咲くかはこの作品次第。
ちなみに、何かの因果か偶然か、トム・クルーズ主演の「ミッション・インポッシブル3」を降板させられたジョー・カーナハンの兄弟であるマシュー・マイケル・カーナハンが本作の脚本を執筆している。本作への出演はクルーズなりのカーナハン一族への罪滅ぼしだったりして?
ノミネート予想
○ 作品賞(レッドフォード、カーナハン 他)
○ 監督賞(ロバート・レッドフォード)
○ 助演男優賞(ロバート・レッドフォード)
○ 助演男優賞(マイケル・ペーニャ)
○ 助演男優賞(デレク・ルーク)
▲ 助演男優賞(トム・クルーズ)
▲ 助演女優賞(メリル・ストリープ)
○ 脚本賞(マシュー・マイケル・カナーハン) ジョー・カナーハンの弟ですな
○ 編集賞(ジョー・ハッシング)
○ 撮影賞(フィリップ・ルースロ)
▲ 美術装置賞(ヤン・ロルフス)
▲ 作曲賞(マーク・ストレイテンフィールド)
▲ 音響賞
(◎=確実 ○=有力、期待 ▲=チャンスあり)