第60回カンヌ国際映画祭 結果速報
最高賞のパルムドールに選ばれたのは、現地でも最も評価の高かった
「4ヶ月、3週と2日(原題)」(ルーマニア)。新鋭クリスチャン・ムングウの衝撃的な国際デビューとなった。その静謐ながら饒舌な筆致に驚嘆する声は多く、今後の活躍が期待される。
日本の河瀬直美監督による
「殯(もがり)の森」は見事グランプリを受賞!受賞スピーチでは開口一番「映画を作ってきてよかった」としみじみ語った。会場からも割れんばかりの拍手が贈られ、受賞には皆納得の様子だった。(写真左は主演の尾野真千子)
他、目だったところでは審査員特別賞の
「Persepolis」。モノクロアニメながら高い評価を受けた。韓国の女優チョン・ドヨン(写真右)が女優賞を受賞。涙を浮かべながら喜びを語った。
前評判の高かった
「No Country For Old Men」は無冠。巨匠エミール・クストリッツァ作品も無冠に終わった。主要賞に全て監督キャリアの浅い新人を選出するなど、審査員長スティーヴン・フリアーズの選出はかなり大胆。授賞式は驚きの連続で幕を閉じた。
★パルムドール(最高賞)
「4ヶ月、3週と2日(原題)」(ルーマニア)
監督:クリスチャン・ムングウ
★グランプリ
「殯(もがり)の森」(日本)
監督:河瀬直美
★審査員特別賞
「Persepolis」(イラン/フランス)
監督:マルジャン・サトラピ&バンサン・パロノー
「沈黙の光(原題)」(メキシコ)
監督:カルロス・レイガダス
★監督賞
ジュリアン・シュナーベル「潜水服は蝶の夢を見る(仮題)」
(フランス)
★脚本賞
ファティ・アキン「向こう側から(原題)」
(ドイツ)
★60周年記念賞
「Paranoid Park」(アメリカ)
監督:ガス・ヴァン・サント
★男優賞
コンスタンティン・ラヴロネンコ「The Banishment」
(ロシア)
★女優賞
チョン・ドヨン「Secret Sunshine(密陽)」
(韓国)
お久しぶり、管理人さん~、出張で、自宅に戻ったばかり。
まさか、新人たちが主人公だったとはなぁ。僕はずっと名匠連中の大勝負と思ってたのに…、このカンヌ、いつもいつも苦手でね。
でも、スーパー・マッハ・ベリー好きな河瀬さんがグランプリ受賞を達成したことだけは、超うれしい~!スピーチも本人作品作風で、泣いたり笑ったり話さえできなかったほど大喜びの韓国女優に比べて、もはや穏やかな河瀬さんが立派に大将になったなぁ。これぞ映画人の成長、感動です。
投稿者: kaniska | 2007年6月 2日 18:27