今年のサマーシーズン3強のうちの1角「シュレック3」が4122館で封切られ、オープニング3日間で1億2200万ドルを稼ぎ出す大ヒットスタートを切った。「スパイダーマン3」が記録した1億5100万ドルに比べると見劣りするものの、数字的には歴代3位と堂々胸を張れる成績。息の長い興行が期待できるシリーズだけに、最終的には「スパイダーマン3」超えも視野に入れた。
ただし、ライバル同様今回の第3作はシリーズ中最も批評家受けが悪く、前作のような粘り腰の興行が影を潜める可能性もある。翌週には本命「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」が控えているだけに大きな減収が予想されるが、ここで減収を40%以下に抑えられれば4億ドル突破も見えてきそうだ。
ライバル登場で大きく数字を落とした「スパイダーマン3」は、今週も51%減収と厳しい興行。第1作の興収はおろか、2作目の興収にも届かない可能性が高い。やはりクオリティで勝負してきた作品だけに、批評家からの支持が得られなかったのが大きいか。また、物語がさらに内省的になり、主人公に感情移入できないとする意見が多く聞かれており、リピーターの激減が興収に大きく影響しているように見受けられる。
10位には「Waitress」がランクアップ。116館と小規模公開ながら評判のよさがクチコミで広まり、アベレージ9000ドル超と優秀な興行を展開している。女優であり監督のエイドリアン・シェリーが昨年11月に殺害されるというショッキングな事件で知名度が上がった本作だが、今回のヒットは純粋に作品の面白さが観客に伝わった結果だろう。配給は「サイドウェイ」「リトル・ミス・サンシャイン」のフォックス・サーチライト。小品コメディを商業ベースに乗せるのがうまいだけに今後の展開が注目される。
フォックス・サーチライトは2館で封切りの「Once」でも好調なスタートを切った。アイルランドの人気バンドThe Framesのグレン・ハンサードが主演するラブ・ストーリー。サンダンスで観客賞を受賞した本作に批評家も熱狂的な賛辞を贈っている。1館あたりのアベレージは3万ドルと非常に優秀で、もしかしたら拡大公開もあるかもしれない。
| TW |
LW |
Title |
配給 |
Weekend |
劇場数 |
Total |
週 |
| 1 |
N |
シュレック3 |
P/DW |
$122,000,000 |
4,122 |
$122,907,000 |
1 |
| 2 |
1 |
|
Sony |
$28,500,000 |
4,324 |
$281,858,000 |
3 |
| 3 |
2 |
|
FoxA |
$5,150,000 |
2,305 |
$18,611,000 |
2 |
| 4 |
4 |
Disturbia |
P/DW |
$3,675,000 |
2,547 |
$71,323,000 |
6 |
| 5 |
3 |
|
Uni. |
$3,493,000 |
2,531 |
$12,614,000 |
2 |
| 6 |
6 |
Fracture |
NL |
$2,375,000 |
1,607 |
$34,627,000 |
5 |
| 7 |
5 |
Delta Farce |
LGF |
$1,840,000 |
1,931 |
$6,126,000 |
2 |
| 8 |
7 |
The Invisible |
BV |
$1,308,000 |
1,378 |
$17,661,000 |
4 |
| 9 |
10 |
Hot Fuzz |
Rog. |
$1,255,000 |
973 |
$21,079,000 |
5 |
| 10 |
17 |
Waitress
|
FoxS |
$1,135,000 |
116 |
$2,176,000 |
3 |