いよいよ3強残りの1角
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」が登場。木曜夜からの先行上映でオープニング週のライバル2作超えを狙った。その木曜上映で何と1700万ドルという破格の数字を叩き出したが、その後の3日間で計上した数字は3強の中で最も低い1億1200万ドル。「スパイダーマン3」以上となる4362館での超拡大公開に打って出ただけに、期待には遠く及ばない結果となった。
とはいえ、前作、前々作ともに粘り腰の興行で数字を積み重ねてきているだけに、まだライバルとの勝負付けは済んでいない。先週封切りの「シュレック3」も今週末は58%の大幅ダウンと予想以上の苦戦を見せているだけに、今後の伸び次第では逆転は十分。このオープニング週に限って言えば、3本の超大作が揃い踏みしたことで、市場がやや飽和状態になってしまったことが不振の原因と言えそうだ。
ただ、作品を見る限り、前作の荒唐無稽で誰もが楽しめる気楽さは影を潜め、かなりリピーターの出にくい作りになっているように見える。前作超えはかなり厳しいのではないか。
「エクソシスト」「フレンチ・コネクション」で知られる巨匠ウィリアム・フリードキン久々の新作となる
「Bug」が1661館で封切られ、初登場4位にランクインした。
DV(家庭内暴力)で服役していた夫(ハリー・コニック・Jr)の釈放に怯える妻(アシュレイ・ジャッド)が、新しい恋人とモーテルで逢瀬を重ねていると、ある日、正体不明の虫たちが突如襲いかかってくる。前評判の高さから昨年の公開も噂されていた本作だが、配給のライオンズゲートはじっくり寝かせてこの時期まで待った。これはアカデミー賞を受賞した「クラッシュ」と全く同じ戦略だが、これが意図したものであったか他の事情で余儀なくされたものであったかは不明。実際、オープニング3日間の数字(320万ドル)を見ると、戦略はどうあれ強力すぎるライバルたちにぶつけたのは大失敗だったとしか言いようがない。批評家からの反応もマズマズ良好だが、高い前評判の割りには控えめか。
今敏監督の異色アニメ
「パプリカ」が全米2館で封切られ、アベレージ18000ドルとなかなかの好スタート。批評家からも絶賛を受けており、今年のアカデミー賞長編アニメーション部門に堂々の名乗りを上げた。一方で、同じくソニー・ピクチャーズ・クラシックスが配給するリュック・ベッソン監督の
「アンジェラ」は7館の公開でアベレージ4000ドルと大苦戦。批評家からも厳しい反応が返ってきており、ベッソンにとっては先の「アーサーとミニモイたち」に続く惨敗となってしまった。
| TW |
LW |
Title |
配給 |
Weekend |
劇場数 |
Total |
週 |
| 1 |
N |
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド |
BV |
$112,547,000 |
4,362 |
$126,547,000 |
1 |
| 2 |
1 |
|
P/DW |
$51,042,000 |
4,172 |
$201,380,000 |
2 |
| 3 |
2 |
|
Sony |
$13,700,000 |
3,723 |
$303,342,000 |
4 |
| 4 |
N |
Bug |
LGF |
$3,260,000 |
1,661 |
$3,260,000 |
1 |
| 5 |
12 |
|
FoxS |
$3,075,000 |
510 |
$5,592,000 |
4 |
| 6 |
3 |
28 Weeks Later |
FoxA |
$2,480,000 |
2,013 |
$23,601,000 |
3 |
| 7 |
4 |
Georgia Rule |
Uni. |
$1,856,000 |
1,904 |
$16,281,000 |
3 |
| 8 |
5 |
Disturbia |
P/DW |
$1,759,000 |
1,632 |
$74,269,000 |
7 |
| 9 |
17 |
Wild Hogs |
BV |
$1,092,000 |
426 |
$162,919,000 |
13 |
| 10 |
6 |
Fracture
|
NL |
$1,075,000 |
907 |
$36,604,000 |
6 |