アメリカ映画界でも最高の権威を誇るといわれるAFI(アメリカン・フィルム・インスティテュート)が毎年選出する作品Best10。その選出はなかなかユニークで、いわゆる批評家好みする作品からBoxOfficeで成功を収めた大衆に人気のあった娯楽作品まで、幅広いジャンルの映画を対象とする。昨年も「ボラット」「インサイド・マン」をランクインさせるなど柔軟な選考姿勢が窺える。
今年のアカデミー賞有力コンテンダーがズラリと名を連ねる中、コメディの「Knocked Up」が見事ランクイン。AFIはジャド・アパトゥ監督の前作「40歳の童貞男」もベスト10に選出しており、よっぽどアパトゥ監督の作り出す笑いがツボと見える。アニメ作品「レミーのおいしいレストラン」もIN。シドニー・ルメット監督「Before the Devil Knows You're Dead」も選ばれた。
■ ベスト10(アルファベット順)
Before the Devil Knows You're Dead(監督:シドニー・ルメット)
潜水服は蝶の夢を見る(監督:ジュリアン・シュナーベル)
Into the Wild(監督:ショーン・ペン)
JUNO/ジュノ(監督:ジェイソン・ライトマン)
Knocked Up(監督:ジャド・アパトウ)
Michael Clayton(監督:トニー・ギルロイ)
ノーカントリー(監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン)
レミーのおいしいレストラン(監督:ブラッド・バード)
The Savages(監督:タマラ・ジェンキンス)
There Will Be Blood(監督:ポール・トーマス・アンダーソン)
There Will Be Blood、メタで凄いことになってますね。前哨戦では『ノーカントリー』にリードを許してるのに。やはりPTA&DDLでタダの映画が出来るはずがなかったんだ…。とまれ、今年は作品賞に関して言えば、ジャンルのバラエティ豊か、それでいて読めない非常に面白い年だと思います。
投稿者: stoval | 2007年12月21日 00:51