1980年製作の同名ホラーをリメイクした
「Prom Night」が3日間で2270万ドルという優秀な数字でデビューを果たした。
オリジナルは“スクリームクィーン”ジェイミー・リー・カーティスが主演した珍品ホラー。決して評判がいいわけではないオリジナルをあえてリメイクして成功を収めた。プロムの夜に起きる惨劇を血しぶきたっぷりに描くホラーで、主演は「ヘアスプレー」にも出演していたブリタニー・スノウ。この春に封切られたホラー作品は軒並み不調で、日本製ホラーのリメイク「ワン・ミス・コール」、「シャッター」らも低空飛行を余儀なくされていたのと比較すると、「Prom Night」のオープニング成績は驚くべき結果といえる。4月公開のホラー作品としては、同じくソニー配給の「悪魔の棲む家」の2350万ドルと同レベルのオープニング。持続力はなさそうだが、それでもトータルで6000万ドル級のスマッシュヒットとなるのは間違いなさそうだ。
2467館の拡大公開に打って出たフォックス・サーチライト配給のアクション
「Street Kings」は3日間で1200万ドルと結果を残せず。過去に「JUNO/ジュノ」「サイドウェイ」などのヒット作を生み出しているフォックス・サーチライトだが、いきなりこの規模での拡大公開は06年3月の「ヒルズ・ハブ・アイズ」以来。主演がキアヌ・リーヴス、ジャンルもアクションとあって勝負に出なければならない作品だったが、残念ながらオープニングは「ヒルズ~」に及ばないイマイチの出だしとなった。
キアヌ扮する刑事が、若い相棒を殺されたのをきっかけにLAの闇の部分に介入していく。配給が配給だけに純度の高い娯楽作とはいかず、おそらく観客を選ぶ作品に仕上がっていそう。ただし、批評家の受けも今ひとつ。
今年のサンダンス映画祭でもっとも好評だった話題の
「Smart People」。この一風変わったコメディを配給のミラマックスも自信をもって1106館でワイドリリースしてきたが、興行的には冴えず7位スタート。デニス・クエイド、サラ・ジェシカ・パーカーに加え、エレン・ペイジ、トーマス・ヘイデン・チャーチと玄人受けするキャストがそろったせいか、市場の受けは芳しくなかった。
期待された批評のほうも意外や苦戦。アカデミー賞戦線での活躍はなさそうだ。監督は「リング2」でメガホンをとることも予定されていたノーム・ムロ。
評価の高かった「The Station Agent」(日本未公開)以来となるトーマス・マッカーシー監督待望の新作
「The Visitor」が4館で限定公開され、アベレージ2万2000ドルと気を吐いた。リチャード・ジェンキンス扮する大学教授が出張先のNYであるカップルと出会い、新たな人生の扉を開く。批評家受けもよく、才人マッカーシーの株はさらに上がりそう。これを機に「The Station Agent」が日本でも見られるようになるとよいのだが……。
| TW |
LW |
Title |
配給 |
Weekend |
劇場数 |
Total |
週 |
| 1 |
N |
Prom Night |
SGem |
$22,700,000 |
2,700 |
$22,700,000 |
1 |
| 2 |
N |
ラスベガスをぶっつぶせ |
FoxS |
$12,000,000 |
2,467 |
$12,000,000 |
1 |
| 3 |
1 |
幸せの1ページ |
Sony |
$11,000,000 |
2,736 |
$62,268,000 |
3 |
| 4 |
2 |
Leatherheads |
Fox |
$9,000,000 |
3,518 |
$25,280,000 |
2 |
| 5 |
3 |
ホートン/不思議な世界のダレダーレ |
Uni. |
$6,207,000 |
2,771 |
$21,907,000 |
2 |
| 6 |
4 |
Smart People |
Fox |
$6,000,000 |
3,209 |
$139,628,000 |
5 |
| 7 |
N |
The Ruins |
Mira. |
$4,200,000 |
1,106 |
$4,200,000 |
1 |
| 8 |
5 |
Drillbit Taylor |
P/DW |
$3,250,000 |
2,814 |
$13,413,000 |
2 |
| 9 |
6 |
Superhero Movie |
MGM/W |
$3,114,000 |
2,526 |
$21,202,000 |
3 |
| 10 |
8 |
Drillbit Taylor |
Par. |
$2,070,000 |
2,205 |
$28,461,000 |
4 |