ジム・キャリーとウィル・スミスという強力な集客力を持つスターの新作がそろって公開され、爆発的な動因が期待されたBoxOfficeだったが、意外や映画ファンの足が劇場に向くことはなかった。
首位デビューを飾ったのはジム・キャリーの新作コメデ
ィ「イエスマン ~"YES"は人生のパスワード~」。全ての問いかけに対して"YES"と答えなければいけなくなる主人公の受難を描いたコメディだが、3600館の公開で興収はわずかに1600万ドル。完全に不発となってしまった。プロットがキャリー主演の過去作「ライアー、ライアー」に酷似していることも客足を遠のける一員となっているかもしれない。
ただし、本作の出足は3年前の同時期に公開されたキャリー主演作「ディック&ジェーン」に比べれば優秀。その「ディック~」が年末年始興行で最終的に1億ドル超を売り上げたことを考えれば、本作にも1億ドル超えの可能性は十分にある。
上映館数の差で2位デビューに甘んじたのは、ウィル・スミス主演の感動ドラマ
「7つの贈り物」。「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督とスミスが再度コンビを組み、アカデミー賞戦線への参戦を狙ったが、批評家からの反応は酷評一色となってしまった。スミス主演の映画に対する反応としては非常に珍しいもので、これがそのまま集客にも現れてしまっている。2758館の公開で1480万ドル超の興収は、スミス主演作としては最低レベルのもの。2年前の同時期に公開された「幸せ~」がオープニング3日間で2600万ドルを稼ぎ、最終的に1億6300万ドルを稼いだのに比べるとその不振がよくわかる。スミス主演作は現在8作品連続で1億ドル突破という記録を更新中だが、今回の新作がその記録をとめてしまう可能性は高そうだ。
ユニバーサルが配給するCGアニメ
「The Tale of Despereaux」が初登場3位。ねずみの剣士が活躍する冒険劇だ。3255館の公開で1000万ドルそこそこの売り上げと冴えない結果に終わった。ユニバーサルは今年1月にもCGアニメ「The Pirates Who Don't Do Anything」を封切ったが、結果は惨敗。それに比べれば大きな進歩だが、このドル箱ジャンルで一線級と渡り合うにはまだまだ時間がかかりそうだ。
今年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を獲得し、アカデミー賞戦線での活躍も期待される
「The Wrestler」が限定4館で公開され、1館あたりのアベレージ5万ドルという大ヒットスタートをきった。批評家からも大絶賛で迎えられ、主演のミッキー・ロークはアカデミー賞ノミネート確実の名演を見せているとの高評価。他にも、共演のマリサ・トメイ、ブルース・スプリングスティーンが友人ロークのために提供した主題歌が高い評価を受けている。
配給のフォックス・サーチライトは今年もう1本のアカデミー賞有力作「スラムドッグ$ミリオネア」を抱えており、来春のアカデミー賞授賞式では大きな注目を集めることになりそうだ。
| TW |
LW |
Title |
配給 |
Weekend |
劇場数 |
Total |
週 |
| 1 |
N |
イエスマン ~"YES"は人生のパスワード~ |
WB |
$18,262,471 |
3,434 |
$18,262,471 |
1 |
| 2 |
N |
7つの贈り物 |
Sony |
$14,851,136 |
2,758 |
$14,851,136 |
1 |
| 3 |
N |
The Tale of Despereaux |
Uni. |
$10,103,675 |
3,104 |
$10,103,675 |
1 |
| 4 |
1 |
地球が静止する日 |
Fox |
$9,890,105 |
3,560 |
$48,366,989 |
2 |
| 5 |
2 |
Four Christmases |
WB (NL) |
$7,701,375 |
3,515 |
$100,110,827 |
4 |
| 6 |
3 |
トワイライト/初恋 |
Sum. |
$5,189,319 |
2,991 |
$158,423,218 |
5 |
| 7 |
4 |
ボルト |
BV |
$4,146,856 |
2,968 |
$94,900,059 |
5 |
| 8 |
11 |
スラムドッグ$ミリオネア |
FoxS |
$3,053,760 |
589 |
$12,037,510 |
6 |
| 9 |
5 |
オーストラリア |
Fox |
$2,174,188 |
2,212 |
$41,796,525 |
4 |
| 10 |
6 |
007/慰めの報酬 |
Sony |
$2,051,882 |
1,874 |
$161,200,412 |
6 |