[Weekend Report] 「トランスフォーマー」爆発的大ヒットスタート!
日本発のアニメを最新CG技術を駆使して実写化した「トランスフォーマー」が爆発的なスタートを切った。7月4日の独立記念日の祝日前日となる火曜日に初日を迎えると、火曜興行としては史上最高となる2700万ドルを稼ぎ出し、祝日の翌水曜も2900万ドルを売り上げるロケットスタート。週末もハイアベレージの数字を維持し、6日間で早くも1億5000万ドル超の大ヒットとなった。
前作「アイランド」がわずか3500万ドルしか稼げなかったマイケル・ベイだが、今回はバックに大御所スピルバーグがついており、映画はすべてにおいてスケールアップ。スピルバーグの名前を全面に押し出した宣伝の甲斐もあって、ベイにとっては汚名返上のビッグオープニングとなった。
次週は早くも強力ライバル「ハリポタ」最新作が登場するため大きな落ち込みは避けられないが、ベイ作品にしては評判も悪くなく、うまくすれば3億ドル近くまで興収を伸ばせるかもしれない。この夏の3強と言われた「スパイダーマン3」「シュレック3」「パイレーツ3」がともに3億ドル前半で息切れしているだけに、3億ドル超を売り上げてこの夏の覇者となることも決して夢ではない。
2位の「レミーのおいしいレストラン」は前週比38%ダウンと落ち込みを最小限に抑え、早くも1億ドルを突破。ただし次週は客層のかぶる「ハリポタ」最新作の公開を控えているだけに大きな落ち込みが予想される。最低限2億ドルは稼いでおきたいところだが……。
3位の「ダイ・ハード4.0」は前週比48%ダウンとやはり大きな落ち込み。とはいえトータル興収は8400万ドルに達しており、1億ドル突破は確実な情勢。このままいけばシリーズ最高興収となりそうだ。
ロビン・ウィリアムズがお節介な神父に扮した「License To Wed」は2604館で「トランスフォーマー」と同日の火曜に封切り。6日間で1700万ドルを売り上げて4位スタートと渋い出足となった。ウィリアムズは昨年4月公開の主演コメディ「RV」が7100万ドルとスマッシュヒットを記録。その後、脇を固めた「ハッピー フィート」「ナイトミュージアム」が続けて2億ドルを突破するなど、下火だったキャリアが上昇に転じていたが、今回の新作の惨敗でキャリアは再び下降線となりそうだ。
TW | LW | Title | 配給 | Weekend | 劇場数 | Total | 週 |
1 |
N
|
トランスフォーマー |
P/DW
|
$67,600,000
|
4,011
|
$152,500,000
|
1
|
2 |
1
|
レミーのおいしいレストラン
|
BV
|
$29,029,000
|
3,940
|
$109,546,000
|
2
|
3 |
2
|
ダイ・ハード4.0
|
Fox
|
$17,400,000
|
3,411
|
$84,160,000
|
2
|
4 |
N
|
License to Wed |
WB
|
$10,400,000
|
2,604
|
$17,816,000
|
1
|
5 |
3
|
エバン・オールマイティ
|
Uni.
|
$8,114,000
|
3,460
|
$78,101,000
|
3
|
6 |
4
|
1408 |
MGM/W
|
$7,140,000
|
2,631
|
$53,789,000
|
3
|
7 |
6
|
Knocked Up |
Uni.
|
$5,159,000
|
2,219
|
$132,026,000
|
6
|
8 |
5
|
ファンタスティック・フォー/銀河の危機 |
Fox
|
$4,150,000
|
2,618
|
$123,791,000
|
4
|
9 |
9
|
シッコ |
LGF
|
$3,650,000
|
702
|
$11,502,000
|
3
|
10 |
7
|
オーシャンズ13 |
WB
|
$3,525,000
|
2,102
|
$109,145,000
|
5
|