[This Week’s Openers] 真田広之も出演!「ラッシュアワー3」登場!
ラッシュアワー3
監督 : ブレット・ラトナー
出演 : ジャッキー・チェン、クリス・タッカー、真田広之
配給 : New Line Cinema
OP予想: 4000万ドル
2億2000万ドル超を稼ぐウルトラヒットとなった前作から6年、あのコンビがようやく帰ってくる。当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったクリス・タッカーとジャッキー・チェンもその後のキャリアは低迷。すでに旬の過ぎた続編というのが業界の評価だが、映画ファンはどんなジャッジを下すのか。大衆の求めるものを映像化するのがうまいブレット・ラトナー監督だけにそれなりに格好はつけるのでは。ただし、前作のレベルを求めるのは酷。1作目の1億4000万ドルを超えられれば合格点か。
スターダスト
監督 : マシュー・ヴォーン
出演 : クレア・デーンズ、チャーリー・コックス
配給 : Paramount Pictures
OP予想 : 2500万ドル
昨今のファンタジー映画ブームに乗って、イギリス発のファンタジー小説を映画化。恋する女性の気を引くために禁断の地へと旅立つ青年の冒険をCG満載で描く。ミシェル・ファイファー、ロバート・デニーロ、シエナ・ミラーら豪華キャストが脇を固めるが、集客力のないスターばかりで興行に結びつくかどうかは微妙。監督は「レイヤー・ケーキ」でダニエル・クレイグの魅力を引き出したマシュー・ヴォーン。前評判は高いが、見事ヒットに結びつけることが出来るか。
Daddy Day Camp
監督 : フレッド・サベッジ
出演 : キューバ・グッディング・Jr.、ロシリン・ムンロ
配給 : Sony Pictures Entertainment
OP予想 : 1000万ドル
03年に1億ドル超のヒットを記録したエディ・マーフィ主演のコメディ「チャーリーと14人のキッズ」(原題:Daddy Day Care)続編。保育所経営が軌道に乗って調子に乗った主人公チャーリーとその友人フィルが、今度は子供たちをサマーキャンプに連れ出そうと計画するが…。エディ・マーフィからキューバ・グッディング・Jrへのスイッチで興行的な魅力は半減。前作の半分の興収を稼げれば上出来だろう。
Skinwalkers
監督 : ジェームズ・アイザック
出演 : ジェイソン・バー、マシュー・ナイト
配給 : AfterDark Films
狼の血を引き、人間の血肉を求める“スキンウォーカーズ”たちの内部抗争を描くホラー。「アンダーワールド」をスケールダウンしたようなプロットだけにヒットは厳しそう。監督のアイザックは「ザ・フライ」や「裸のランチ」「イグジステンズ」などデヴィッド・クローネンバーグ監督作品にスタッフとして参加。クローネンバーグを師と仰いでいるとのことで、作品に強い影響が表れていそう。配給のAfterDark Filmsは昨年設立されたばかりの新レーベルだが、先日公開された「キャプティビティ」が惨敗するなどまだ結果が出ていない。この作品も成功を期待するのは難しく、しばらくは不安定な状態が続きそうだ。