[This Week’s Openers] カルトホラーのリメーク「インベイジョン」登場!
インベージョン
監督 : オリバー・ヒルシュピーゲル
出演 : ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ
配給 : Warner Bros.
OP予想: 1500万ドル
これまで3度に渡り映像化されてきたジャック・フィニイの『盗まれた街』を「ヒトラー 最期の12日間」のオリバー・ヒルシュピーゲルがリメーク。56年の「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」はドン・シーゲル、78年の「SF/ボディ・スナッチャー」はフィリップ・カウフマン、そして93年の「ボディ・スナッチャーズ」はアベル・フェラーラがそれぞれ演出を担当し、エイリアンが地球を侵略する恐怖を描いてきた。今回もキッドマンにクレイグと豪華キャストが揃い期待を煽るが、前評判は今ひとつ。広くアピールしにくいジャンルでもあり、首位獲得は微妙なところだ。
Superbad
監督 : グレッグ・モットーラ
出演 : ジョナ・ヒル、マイケル・セラ
配給 : Sony Pictures Entertainment
OP予想 : 1500万ドル
「40歳の童貞男」「Knocked Up」と立て続けにヒットを連発したジャド・アパトゥ監督が製作を担当するR指定コメディ。頭脳明晰だが臆病なエバンと粗野でキレやすいセスは親友同士。いつも一緒にいた2人だが、大学進学を機に離れ離れになってしまい……。主人公を演じる2人は全くの無名で集客力はゼロ。ただしアパトゥが送り出してきたヒット作も条件は同じで、今回も作品の質さえ高ければヒットの可能性はある。
The Last Legion
監督 : ダグ・レフラー
出演 : コリン・ファース、ベン・キングスレー
配給 : The Weinstein Company
OP予想 : 600万ドル
ローマ帝国衰退期を舞台にした歴史アクション。ゲルマン人の反乱軍によって捕らえられた若き皇帝
が、監禁の地で伝説の剣を見つけ……。「300」を彷彿とさせるポスターで映画ファンの注目を引きた
いところだが、予告編を見る限り男たちのムキムキの肉体美も飛び散る血しぶきもなしとあって集客には苦戦しそうだ。
Death at a Funeral
監督 : フランク・オズ
出演 : マシュー・マクファディン、ルパート・グレイブス
配給 : MGM
3月に開催されたUSコメディアワードで観客賞を受賞したコメディ。「サイドウェイ」や「ロスト・イ
ン・トランスレーション」なども過去に同賞で受賞している。
英国を舞台に、ある葬式で繰り広げられる騒動を描いたコメディで、監督はスティーブ・マーティン主演の傑作「だまされてリビエラ」や「イン&アウト」を手がけてきたフランク・オズ。04年の「ステップフォード・ワイフ」以来3年ぶりの新作となる。前評判高く、限定公開なら結果を残せそう。昨年の「リトル・ミス・サンシャイン」の再現を狙いたい。