[Weekend Report] 「Superbad」V2!Mr.ビーン第二弾も好調な出だし!
先週トップの「Superbad」が2週連続首位をキープ。ジャド・アパトゥが監督して今夏スマッシュヒットを記録した「Knocked Up」に比べると2週目の落ち込みが大きいのが気になるが、次週以降もそれほど強力なライバルがいないことを思えば1億ドルは突破してきそうだ。目標は「Knocked Up」の1億4700万ドルだが、そこまで届くかはやや微妙なところ。
2位には「ボーン・アルティメイタム」が先週の3位からランクアップ。トータル興収は1億8500万ドルを超えており、2億ドル超えはほぼ確実となった。シリーズ3作目にして最高興収を記録しており、まだまだ続編が作られることになりそうだが……先日シリーズからの降板を示唆したマット・デイモンはどうする?
今週封切り組で最上位にランクインしたのは、4位の「Mr.Bean’s Holiday」。ミスター・ビーン映画第一作の前作「ビーン」は最初の週末に1200万ドルを稼ぎ出すスマッシュヒットを記録しており、アメリカでも主演のローワン・アトキンソンのサイレント芸が通用することを証明した。今回の二作目は1714館の公開で1000万ドルと、前作に比べると見劣りする数字だが、アベレージは優秀で、なかなかいいスタートと言っていいかもしれない。
「ローグ アサシン」(原題:War)は5位に初登場。ジェット・リーとジェイソン・ステイサムが共演するアクションだ。ジャパニーズ・ヤクザとチャイニーズ・マフィアの抗争に、冷酷な殺し屋のリーとFBI捜査官のステイサムが絡む。リアルな描写にこだわった監督がリー得意のワイヤーアクションを封印。空駆けるリーの超人技は今回見られない。それでも映画ファンはこの2人のガチンコ・バトルに興味惹かれたようで、2277館の封切りで1000万ドル超とマズマズの興収をあげている。このところの好調ぶりを見る限り、これはステイサムの集客力の賜物と見るのが正しそうだ。
セクシー女優としての人気急上昇中のスカーレット・ヨハンソン主演のコメディ「The Nanny Diaries」は2629館の公開で780万ドルと苦戦。監督は前作「アメリカン・スプレンダー」で映画賞を沸かせたシャリ・スプリンガー・バーマンとロバート・プルチーニのコンビ。手腕を買われて比較的予算の大きな作品を任されたものの、才能発揮とはいかなかったようだ。2人の才能のもとにローラ・リニー、クリス・エヴァンス、そして前作の主演俳優ポール・ジアマッティも集ったが、集客には結びつかなかった様子。
ヤーリ・フィルム・グループが巻き返しを図って封切った「Resurrecting the Champ」は、1605館の公開でわずかに180万ドルしか稼げない惨敗。「Kickin’ It Old Skool」での汚名を返上することは出来なかった。主演のサミュエル・L・ジャクソンはそこそこの集客力を持つ俳優と見られていたが、本作ではそのポテンシャルを全く披露できなかったようだ。
TW | LW | Title | 配給 | Weekend | 劇場数 | Total | 週 |
1 |
1
|
Superbad |
Sony
|
$18,000,000
|
2,948
|
$68,572,000
|
2
|
2 |
3
|
ボーン・アルティメイタム
|
Uni.
|
$12,361,000
|
3,679
|
$185,143,000
|
4
|
3 |
2
|
ラッシュ・アワー3
|
NL
|
$12,250,000
|
3,408
|
$109,013,000
|
3
|
4 |
N |
Mr.Bean’s Holiday |
Uni.
|
$10,121,000
|
1,714
|
$10,121,000
|
1
|
5 |
N |
ローグ アサシン
|
LGF
|
$10,000,000
|
2,277
|
$10,000,000
|
1
|
6 |
N
|
The Nanny Diaries |
MGM/W
|
$7,811,000
|
2,629
|
$7,811,000
|
1
|
7 |
4
|
ザ・シンプソンズ MOVIE |
Fox
|
$4,400,000
|
2,600
|
$173,437,000
|
5
|
8 |
6
|
スターダスト |
Par.
|
$3,954,000
|
2,339
|
$26,455,000
|
3
|
9 |
7
|
ヘアスプレー |
NL
|
$3,450,000
|
2,016
|
$107,456,000
|
6
|
10 |
5
|
インベージョン |
WB
|
$3,140,000
|
2,776
|
$11,515,000
|
2
|