[This Week’s Openers] オスカー有力!R・クロウ主演西部劇登場!
3:10 to Yuma
監督 : ジェームス・マンゴールド
出演 : ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール
配給 : Lionsgate
OP予想 : 2000万ドル
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」が興収1億ドル超を記録し、批評家にも絶賛されたジェームズ・マンゴールド監督が手がける西部劇。クロウ扮する強盗犯と、彼を護送する警官の間に芽生える奇妙な友情と、2人を待ち受ける危機を描く。前作「プロヴァンスの贈りもの」が大コケに終わったクロウだが、今年は本作と「アメリカン・ギャングスター」の2本で巻き返しを誓う。両作品とも前評判高く、まずは本作でアカデミー賞戦線に名乗りを上げたい。興行的にもかなりイイ線を期待できるのでは。
Shoot ‘Em Up
監督 : マイケル・デーヴィス
出演 : クライヴ・オーウェン、ポール・ジアマッティ
配給 : New Line Cinema
OP予想: 1000万ドル
6代目ボンドの噂もあったクライヴ・オーウェンがクールなヒーローを演じるクライム・アクション。
ポール・ジアマッティ扮する殺し屋が付け狙う赤ん坊を、モニカ・ベルッチ扮する謎の女と協力して守るハメになる。オーウェンのアクション俳優としての適性が試される一本。6代目ボンド、ダニエル・
クレイグが大ブレークを果たしているだけに、同じボンド候補としては負けていられないところだ。
The Brothers Solomon
監督 : ボブ・オデンカーク
出演 : ウィル・アーネット、ウィル・フォート
配給 : Screen Gems
人里離れた田舎町で育った純粋な兄弟が、死の床にある父の最期の願いが「孫の顔を見ること」だと知り、都会に出て母親となってくれる女性を探し始めるが……。「Knocked Up」「Superbad」と下ネタ系コメディが大人気だったこの夏の勢いに乗ることが出来るか。もっとも、前述2作がヒットしたのは裏
で手を引いたジャド・アパトゥの手腕によるところが大きく、同じジャンルであるというだけでヒットを期待するのは酷か。
Hatchet
監督 : アダム・グリーン
出演 : ケイン・ホダー、ジョエル・ムーア
配給 : Anchor Bay Entertainment
血に飢えた狂人が石斧を片手に旅行者たちを付け狙う……。ありふれたプロットによるスプラッター・ホラー。レイティングはNC-17(17歳未満鑑賞不可)とあってかなりショッキングな描写が繰り広げられそうだ。スリルを求める若者たちには大いに受けるのかもしれない。