[Weekend Report] 暴れん坊主演の西部劇が首位デビュー!
ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールが共演する西部劇「3:10 To Yuma」が初登場首位を獲得した。
前作「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」で大成功をおさめたジェームズ・マンゴールド入魂の企画。57年公開の同名作品(邦題:決断の3時10分)のリメイクで、クロウ扮する無法者と彼を護送する元軍人の友情と彼らを襲う数々の苦難を描く。
2652館の公開でオープニング3日間興収は1400万ドルとマズマズの出足。決して大きな成功とは言えないが、西部劇のジャンルに限れば史上5位となる好記録だ。(ちなみに1位は「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart3」、2位は「マーヴェリック」、3位は「許されざる者」)批評家受け、観客受けともによく、次週以降も堅実な興行を続けるだろう。最終的には6000万ドルを超えてくるのでは。アカデミー賞戦線で活躍となれば、1億ドル超えの可能性もある。
クライヴ・オーウェン、ポール・ジアマッティ、モニカ・ベルッチ主演のクライム・アクション「Shoot’Em Up」は2108館の公開で興収540万ドルと冴えず。一時は6代目ボンドの候補にもあがったオーウェンだけに、アクション映画でも人を呼べるところを見せたかったが、市場では受け入れられなかったようだ。予告編を見る限り、映像はスタイリッシュで若者受けを狙った感があるが、キャストの顔ぶれが渋すぎて若年層にはリーチできなかったのではないか。ティーンにはオーウェンの魅力はまだわからない!?
「Superbad」のヒット再現を狙って700館で封切られた「The Brothers Solomon」だが、3日間でわずか52万ドルしか稼げない大惨敗。批評家からも総攻撃を食らってまさに目も当てられない結果に終わった。無名の主演コンビが繰り広げるお下品な笑いという括りは同じでも、クリエイターの質が2枚も3枚も違ったようだ。
TW | LW | Title | 配給 | Weekend | 劇場数 | Total | 週 |
1 |
N
|
3:10 to Yuma |
LGF
|
$14,100,000
|
2,652
|
$14,100,000
|
1
|
2 |
1
|
Halloween
|
MGM/W
|
$10,034,000
|
3,475
|
$44,230,000
|
2
|
3 |
2
|
Superbad
|
Sony
|
$8,000,000
|
3,069
|
$103,668,000
|
4
|
4 |
3 |
Balls of Fury |
Rog.
|
$5,693,000
|
3,081
|
$24,281,000
|
2
|
5 |
4 |
ボーン・アルティメイタム
|
Uni.
|
$5,478,000
|
3,010
|
$210,099,000
|
6
|
6 |
N
|
Shoot ‘Em Up |
NL
|
$5,450,000
|
2,108
|
$5,450,000
|
1
|
7 |
5
|
ラッシュ・アワー3 |
NL
|
$5,330,000
|
2,690
|
$129,168,000
|
5
|
8 |
6
|
Mr.Bean’s Holiday |
Uni.
|
$3,387,000
|
1,778
|
$25,063,000
|
3
|
9 |
7
|
The Nanny Diaries |
MGM/W
|
$3,321,000
|
2,444
|
$21,004,000
|
3
|
10 |
12
|
ヘアスプレー |
NL
|
$1,950,000
|
1,393
|
$114,881,000
|
8
|