[2007 Precursors] ストの渦中、全米脚本家組合賞ノミネート発表!
ストライキで揺れるWGAの各賞が発表された。注目すべきは脚本賞部門で、5作品中4作品というコメディ率の高さ。本命視される「JUNO/ジュノ」のディアブロ・コディは今回の脚本がデビュー作というシンデレラガールで、作品のプロデューサーが彼女のブログを読んで才能を見抜き、脚本執筆を依頼したという異例のキャリアの持ち主だ。ドラマ作品で唯一の候補となった「フィクサー」のトニー・ギルロイは、スタジオ批判のビラを配布したり集会で演説を行うなど、WGAストの先頭に立つ。WGAへの貢献度で逆転受賞も?
脚色賞部門はコーエン兄弟が動かせぬ大本命。俳優組合賞で強さを見せた「Into the Wild」のペンが逆転を狙う。年明けの前哨戦で追い上げを見せる「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のPTAもわずかながらチャンスありか。
全米脚本家組合賞
■ 脚本賞
ディアブロ・コディ(JUNO/ジュノ)
ジャド・アパトゥ(Knocked Up)
ナンシー・オリヴァー(Lars and the Real Girl)
トニー・ギルロイ(フィクサー)
タマラ・ジェンキンス(The Savages)
■ 脚色賞
ロナルド・ハーウッド(潜水服は蝶の夢を見る)
ショーン・ペン(Into the Wild)
ジョエル&イーサン・コーエン(ノーカントリー)
ポール・トーマス・アンダーソン(ゼア・ウィル・ビー・ブラッド)
ジェームズ・ヴァンダービルト(ゾディアック)
■ ドキュメンタリー脚本賞
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