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[Weekend Report] 2大オスカー俳優共演のコメディが4週目で首位ゲット！

オスカー受賞の老優、ジャック・ニコルソン＆モーガン・フリーマンが顔を合わせたコメディ「The Bucket List」が3週目の拡大公開で見事首位を獲得した。大富豪の会社社長としがない自動車修理工。出会うはずのない2人が入院先の病室で偶然知り合う。人生の大半を無駄に過ごしてきたことに気付いた2人は、死ぬまでにやりたいことを全て書き留めた“Bucket List”を作成し、全てを実行に移していくのだが……。

16館で公開の1週目と2週目はともに1館あたり2万ドル、3万6000ドルと高いアベレージを記録していたが、その勢いは2911館の拡大公開となっても衰えなかった。監督はロブ・ライナー。ヒットメイカーのイメージがあるライナーだが、実はこれまで1億ドル超のヒットは「ア・フュー・グッドメン」のみ。ここ数作は興行的に全くいいところがなかっただけに、今回のヒットは自らのキャリアにとって大きなプラスになりそうだ。

2位に初登場は、アイス・キューブ主演のコメディ「First Sunday」。ドジなチンピラ3人組が、借金を抱える元彼女を救うために教会に強盗に入るのだが……。2213館の公開で1900万ドルの興収は立派で、アベレージではトップの「The Bucket List」を上回る好成績。主演のアイス・キューブは隠れたBoxOfficeスターで、特にコメディでは堅実な興収を稼ぎ出す。1億ドル超のヒット作こそないものの、確実に5000万ドル超を売り上げる人気を誇り、今後もしばらくは同系のコメディが製作されることになりそうだ。

さらに523館の増館となった「JUNO／ジュノ」は相変わらず好調な興行を展開。前週比わずか11%減に留め、3位に踏みとどまった。トータル興収は7100万ドルに達し、独立系作品としては過去最高となる「サイドウェイ」の記録に並んだ。このままいけば独立系作品としては初めて1億ドル突破となる可能性も高まってきた。先に発表されたゴールデン・グローブ賞ではコメディ部門作品賞を「スウィーニー・トッド／フリート街の悪魔の理髪師」に譲ったものの、アカデミー賞ノミネートに視界は明るいと言ってよさそうだ。

9位にランクインの「The Pirates Who Don’t Do Anything」は、野菜のキャラクターが活躍する子供向けアニメーション。大人が楽しめる出来とは言い難く、1337館の公開でわずか440万ドルの興収にとどまっている。

1631館で公開のジェイソン・ステイサム主演最新作「In the Name of the King: A Dungeon Siege Tale」は14位でのスタート。妻と子を殺された男の復讐を描くアクションで、批評家からも壊滅的なレビューを頂戴している。「アドレナリン」や「トランスポーター」シリーズなどのヒット作を持つステイサムとしても過去最低レベルの興行で、出演したことを後悔しているに違いない。

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