TOP > 全米興行収入 - Box Office > [Weekend Report] 「300」パロディが「ランボー」新作を…

[Weekend Report] 「300」パロディが「ランボー」新作を僅差で破る!

首位デビューを飾ったのは、20世紀フォックスが贈るおバカパロディ「Meet the Spartans」。タイトルから推測できる通り、マッチョなスパルタ人たちが命がけの戦いを繰り広げる昨年のヒット作「300 <スリーハンドレッド>」のパロディだ。
2605館の封切で1872万ドルのオープニング興収となかなかのスタート。20世紀フォックスは2年前からこの時期に同系のパロディ映画を毎年リリースしており、06年は「最‘愛’絶叫計画」、07年は「鉄板英雄伝説」を市場に送り出している。今回の新作も含めて3本とも同じような興収をあげており、20世紀フォックスとしてはこの時期確実に計算できるシリーズものとして重宝されているようだ。おそらくトータル興収も前2作と同じ4000万ドルレベルに落ち着くだろう。今回は昨年を代表する作品として「300 <スリーハンドレッド>」がパロディされたわけだが、果たして来年パロディされるのはどんな作品だろうか。


20年ぶりの新作となるシリーズ第4弾「ランボー/最後の戦場」が僅差の2位。2751館の公開で3日間興収は1815万ドルと、こちらもマズマズのスタートを切った。
一昨年の12月に全米公開された「ロッキー・ザ・ファイナル」は、3017館の公開で1200万ドルのオープニング。これに比べるとはるかに優秀な数字だが、年末年始興行で最終的に7000万ドルのヒットとなったロッキーと比べると、今回のランボー最新作はトータル興収では敵いそうにない。批評家の反応もロッキーのときよりはずっと厳しく、ランボー復活は必ずしも歓迎されていないようだ。
スタローンの一連の復帰作に対する日本での扱いも面白く、ロッキーもランボーも原題に関係なく「~ファイナル」「最後の~」というサブタイトルがつけられてしまっている。スタローン本人はまだまだやる気かもしれないが、日本サイドとしては「もう終わりにしてよ」ということなのかもしれない。

先週トップの「クローバーフィールド/HAKAISHA」は前週比68%ダウンと大きく数字を落として4位。トータル興収を6400万ドルとしたものの、1億ドルの大台超えは難しくなってきた。すでに続編の構想もあるようだが、市場の飽きがこれほど早いと、続編のプロモーションはかなり難しいものになりそうだ。

5位に初登場はダイアン・レインがFBI 特別捜査官に扮するスリラー「Untraceable」。殺人の現場を録画し、ウェブサイト上で公開する愉快犯を追うFBIだったが、ウェブ以外では姿も見えない犯人の特定に苦戦する。3日間興収は2368館で1000万ドルと低調。監督のグレゴリー・ホブリットは前作「Fracture」が好調だったが、今回の新作は興行的にも批評的にも全く冴えなかった。

アカデミー賞ノミネーション発表を受け、「JUNO/ジュノ」がさらに勢いを増している。jouei劇場を108館減らしたにも関わらず、興収は前週比3.5%アップの1000万ドル。トータル興収でついに独立系映画としては史上初となる1億ドルを突破した。これまでの記録が同じフォックス・サーチライトの「サイドウェイ」で7100万ドルだったのだから、この記録の破格さがおわかりいただけるだろう。ある意味、2007年興行一番のサプライズといってよく、この好調な興行がアカデミー賞の結果に与える影響は少なくなさそうだ。

一方、アカデミー賞最多ノミネートを受けて885館に拡大公開した「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」は8位にランクイン。石油王となる男の波乱に満ちた半生を描いた骨太のドラマで、監督は「マグノリア」「パンチドランク・ラブ」のポール・トーマス・アンダーソン。アカデミー賞受賞に向けて興行面でもライバル「ノーカントリー」に迫りたいところだが、アベレージは今ひとつで追い風には出来ず。このまま興行的に苦戦が続くようだと受賞も厳しくなってきそうだ。「ノーカントリー」はすでに4500万ドルをクリアしているだけに、少しでもその数字に迫りたい。

TW LW Title 配給 Weekend 劇場数 Total
1
N
Meet the Spartans
Fox
$18,725,000
2,605
$18,725,000
1
2
N
ランボー/最後の戦場
LGF
$18,150,000
2,751
$18,150,000
1
3
2
幸せになるための27のドレス
Fox
$13,600,000
3,074
$45,347,000
2
4
1
クローバーフィールド/HAKAISHA
Par.
$12,700,000
3,411
$64,294,000
2
5
N
Untraceable
SGem
$11,200,000
2,368
$11,200,000
1
6
4
JUNO/ジュノ
FoxS
$10,300,000
2,426
$100,152,000
8
7
3
The Bucket List
WB
$10,210,000
2,915
$57,684,000
5
8
11
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
ParV
$4,887,000
885
$14,764,000
5
9
7
ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺の日記
BV
$4,664,000
2,154
$205,421,000
6
10
6
Mad Money
Over.
$4,610,000
2,470
$15,284,000
2

★ PICK UP ★

【第89回アカデミー賞最終予想】作品賞

【第89回アカデミー賞最終予想】作品賞

【作品賞】 大本命「ラ・ラ・ランド」の受賞はほぼ間違いなし。焦点はアカデミー史上最多受賞の達成なるかどうか? […]

★ PICK UP ★

【第89回アカデミー賞最終予想】長編アニメーション映画賞

【第89回アカデミー賞最終予想】長編アニメーション映画賞

【長編アニメーション映画賞】 2本エントリーのディズニーが5年連続の戴冠に王手。ジブリの「レッドタートル」には […]