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[最終受賞予想] 脚色賞

アカデミー賞 記事:2008.02.19

作品賞争いの前哨戦を制するのは……
▲クリストファー・ハンプトン (つぐない)
 サラ・ポリー (アウェイ・フロム・ハー 君を想う)
 ロナルド・ハーウッド (潜水服は蝶の夢を見る)
◎ジョエル&イーサン・コーエン (ノーカントリー)
○ポール・トーマス・アンダーソン (ゼア・ウィル・ビー・ブラッド)
この部門はいわば作品賞争いの前哨戦。「ノーカントリー」と「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のどちらかが勝者となる可能性が高そうだ。とはいえ、前哨戦では前者のコーエン兄弟が圧勝。このまま受賞の確率が高い。編集賞、監督賞、作品賞部門でもノミネートされている兄弟、下手をすれば一夜にしてオスカー像を4つ持ち帰ることになる。もともとアカデミーには過小評価されてきた兄弟だけに、いきなり掌を返したような大盤振る舞いがあるかどうかは微妙なところだが、4つの部門の中ではここが一番確率が高いように思える。正直なところ、原作にほぼ忠実な脚色よりも、原作の持つ空気を巧みに表現した演出のほうが評価されて然るべきだが、相手関係から見てもここは堅いところ。
「つぐない」のクリストファー・ハンプトンは10万語からなる大長編を手堅くまとめた功績が評価されれば逆転も。脚色作業としては「ノーカントリー」よりもはるかに難易度が高かったはず。「潜水服は蝶の夢を見る」のロナルド・ハーウッドは、自身が書いた英語の脚本がフランス語に翻訳されるというプロセスを踏んでいる分、正当な評価が難しい。監督のジュリアン・シュナーベルも、ハーウッドの脚本から撮影時点でかなり変更があったと発言している。「戦場のピアニスト」ですでに受賞していることもあり、今回は見送りが妥当。


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