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[Weekend Report] 「ホートン」V2!タイラー・ペリー新作が2位!

先週トップの「ホートン/ふしぎの世界のダレダーレ」が好調な興行でV2を達成した。前週から44%の落ち込みとなったものの、トータル興収ではすでに8600万ドルを突破。この分なら1億5000万ドル付近まで数字を伸ばせそうだ。ドクター・スース作品は前作「ハッとしてキャット」が不調に終わったが、相性抜群のジム・キャリーを声優に迎え、再び市場の支持を取り戻すことに成功したようだ。

2位に初登場はタイラー・ペリー監督・出演のドラマ「Tyler Perry’s Meet the Browns」。黒人のシングルマザーが父の葬儀のために帰郷し、そこで理想的な男性と知り合う。タイラー・ペリーは前作「Why Did I Get Married?」も5500万ドルを稼ぐスマッシュヒットを記録。黒人層に絶大な支持を誇り、ハズレがない。本作も2006館の中規模公開ながら3日間で2000万ドルという優秀な数字を記録しており、その興行力を改めて見せ付ける格好となった。


「パラサイト・イヴ」「催眠」などを手がけた落合正幸監督によるハリウッドホラー「Shutter」が2753館で封切られ、3位でデビューした。オープニング3日間興収は1000万ドルと期待を下回る厳しい成績。今年3月に公開されたジャパニーズホラーのリメイク「One Missed Call」は2240館の封切りで1200万ドルを稼いでおり、大きく水をあけられた。「One~」のトータル興収が2680万ドルだったことから、「Shutter」も2000~2500万ドル程度に落ち着きそうだ。

オーウェン・ウィルソン主演のコメディ「Drillbit Taylor」は4位に初登場。自殺騒ぎ以来初めての主演作公開となったが、3056館の封切りで1000万ドルの興収は褒められたものではない。傷心のウィルソンをさらに悩ます結果となってしまった。「Drillbit~」は豊富な経験を持つプロのボディガードが、いじめられっ子たちに雇われて、様々な護身術を伝授するというコメディで、製作・脚本はジャド・アパトゥとセス・ローゲン。ヒットメイカーの脚本作だけに期待されたが、残念ながら結果は伴わなかった。

わずか266館の公開ながら10位にランクインしたのは、メキシコ・アメリカの合作「Under the Same Moon」。1万ドル近いアベレージで公開4日間で330万ドルを稼いだ。離れ離れになった母親を探して危険な越境を試みる少年の物語。批評家からの評価は今ひとつだが、映画ファンからの人気は絶大で、今後も息の長い興行が期待できそう。拡大公開してヒットする類の作品とは思えないが、配給がワインスタイン・カンパニーだけに強気の興行に打って出る可能性はある。今後の展開に注目だ。

TW LW Title 配給 Weekend 劇場数 Total
1
1
ホートン/不思議な世界のダレダーレ
Fox
$25,100,000
3,961
$86,470,000
2
2
N
Tyler Perry’s Meet the Browns
LGF
$20,010,000
2,006
$20,010,000
1
3
N
Shutter
Fox
$10,700,000
2,753
$10,700,000
1
4
N
Drillbit Taylor
Par.
$10,200,000
3,056
$10,200,000
1
5
2
紀元前1万年
WB
$8,660,000
3,454
$76,100,000
3
6
3
Never Back Down
Sum.
$4,861,000
2,729
$16,824,000
2
7
4
College Road Trip
BV
$4,630,000
2,575
$32,005,000
3
8
6
The Bank Job
LGF
$4,100,000
1,613
$19,430,000
3
9
5
バンテージ・ポイント
Sony
$3,800,000
2,124
$65,300,000
5
10
N
Under the Same Moon
Wein.
$2,602,000
266
$3,329,000
1

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