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[Weekend Report] 「スピードレーサー」、まさかの大ブレーキ !!!

今年の全米サマーシーズン興行は波乱の連続。先週、「アイアンマン」が驚異的な数字で首位デビューを果たしたかと思えば、2週目の主役となるはずだった「スピードレーサー」がまさかの大ブレーキだ。

「マトリックス」で一流監督の仲間入りを果たしたウォシャウスキー兄弟久々の新作となる「スピードレーサー」は、日本発のアニメ「マッハGo!Go!Go!」の映画化。映像革命家の兄弟らしいトンデモナイ予告編映像が話題を呼んでいたが、全米の映画ファンたちは意外にもビジュアルの派手さにまるで食いついてこなかった。少なくとも6000万ドル超と見積もられていたオープニング3日間興収は、ふたを開けてみればわずか2020万ドルと惨憺たる成績。これには各種フランチャイズ化を目論んでいたワーナーもショックを隠せないだろう。劇場収入はもちろんのこと、自動車メーカーなどとのタイアップ商品の売れ行きも雲行きがあやしくなってきそうで、全体的な商売としてどれだけの痛手を被ることになるのか予想が出来ない。当然シリーズ化の話は消えてなくなり、ウォシャウスキー兄弟の名前にも大きな傷を残す結果となってしまった。


3位でデビューの「ベガスの恋に勝つルール」は3215館の公開で3日間興収が2000万ドルとマズマズの数字。もともと「アイアンマン」「スピードレーサー」ら男性向けのアクション大作の影で、女性客を中心に手堅い商売をしようという戦略だったが、ライバルはコケても結果的に目論み通りの興行となった。
キャメロン・ディアス主演コメディとしては、06年の「ホリデイ」、05年の「イン・ハー・シューズ」を上回る数字で、まずは順調な滑り出し。ただし、年末年始に粘り強い興行で6300万ドルを稼いだ「ホリデイ」超えは微妙なところか。一方、アシュトン・カッチャー主演作としては、06年の「守護神」、05年の「ゲス・フー」とほぼ同等の数字で、さすがに手堅い人気ぶりと言えそう。キャメロンとの共演によるケミストリーは見られないが、とりあえず人気が持続していることは証明できたようだ。

先週6館で限定公開され、マズマズの興収をあげていた「Redbelt」が1301館に拡大公開。10位にランクインした。
デビッド・マメット監督による風変わりなドラマで、信念により大会出場を拒否したことによりトラブルに巻き込まれる柔術の師範をキウィテル・イジョフォーが演じている。3日間興収は110万ドルと振るわなかったが、もともと1300館という中規模で展開する類の作品とはいえず、拡大公開はやや無謀だったか。ともあれプロットを読む限り見ごたえのありそうな作品で、日本での公開が期待される一本だ。

TW LW Title 配給 Weekend 劇場数 Total
1
1
アイアンマン
Par.
$50,500,000
4,111
$177,134,000
2
2
N
スピードレーサー
WB
$20,210,000
3,606
$20,210,000
1
3
N
ベガスの恋に勝つルール
Fox
$20,000,000
3,215
$20,000,000
1
4
2
近距離恋愛
Sony
$7,600,000
2,734
$26,275,000
2
5
3
Baby Mama
Uni.
$5,766,000
2,627
$40,377,000
3
6
5
Forgetting Sarah Marshall
Uni.
$3,778,000
2,376
$50,772,000
4
7
4
Harold and Kumar Escape from Guantanamo Bay
NL
$3,155,000
2,264
$30,716,000
3
8
6
ドラゴン・キングダム
LGF
$1,900,000
1,724
$48,261,000
4
9
7
幸せの1ページ
Fox
$1,325,000
1,601
$44,257,000
6
10
41
Redbelt
SPC
$1,140,000
1,379
$1,237,000
2

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