[2008 Cannes コンペ作品紹介] PALERMO SHOOTING
PALERMO SHOOTING
(ドイツ/124min)
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:カンピーノ、Inga BUSCH、デニス・ホッパー
成功した写真家のフィンは、ある日全てを投げ出してデュッセルドルフからパレルモに向けて旅に出る。しかしその旅は、フィンに恨みを持つ何者かにより数々の妨害を受けることになる。理由のわからぬ事態に辟易するフィンだったが、一方で新たな愛に目覚め、彼の人生は大きく変わり始めていく……。
ヴェンダースは実に9回目のカンヌ参戦。うち、76年「さすらい」で国際映画批評家連盟賞、84年の「パリ、テキサス」でパルムドール、87年の「ベルリン・天使の詩」で監督賞、93年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」で審査員グランプリを受賞と錚々たる実績を誇る。ただしここ2回の参戦は無冠に終わっており、全盛期のころの神通力はない。
デュッセルドルフ出身者で形成されるドイツの人気ロックバンド、トーテン・ホーゼンのボーカリスト、カンピーノが主人公のフィンを演じることも話題。