[2008 Cannes コンペ作品紹介] SYNECDOCHE, NEW YORK
SYNECDOCHE, NEW YORK
(アメリカ/124min)
監督:チャーリー・カウフマン
フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、エミリー・ワトソン
「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」「エターナル・サンシャイン」ら風変わりな脚本を連発する天才脚本家チャーリー・カウフマンがついに監督デビューを果たす。さすがに世界的に評価の高い脚本家だけに、監督デビュー作でいきなりカンヌ参戦だ。物語は、人生に行き詰まりを感じ始めた映画監督が、ニューヨークにある自身のスタジオに、ニューヨークの縮小模型を作ろうとする……といういかにもカウフマンらしいシュールな設定。ここからあらゆる人生のメタファーが炙り出されることになりそうだ。
主人公の映画監督に扮するフィリップ・シーモア・ホフマンのほか、キャサリン・キーナー、エミリー・ワトソン、ダイアン・ウィースト、ミシェル・ウィリアムス、サマンサ・モートンと豪華女優陣が顔を揃える。カウフマンの作風もカンヌに馴染みそうで、いきなりの戴冠が期待される。