[2008 Cannes コンペ作品紹介] チェンジリング
チェンジリング
(アメリカ/141min)
監督:クリント・イーストウッド
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、エイミー・ライアン
1928年のロサンゼルス。郊外に住む一般家庭の子供が何者かによって誘拐される。必死の捜査も実を結ばぬまま数ヶ月が過ぎた後、ふいに子供が家に帰ってくる。一度は息子を受け入れた母親だったが、彼が本当の息子ではないことを本能的に悟り……。
「フォーガットン」のようなプロットだが、監督がかのクリント・イーストウッドとなれば、トンデモC級映画と同列には語るなかれ。本作には腐敗した警察組織や市長との戦いという硬派なテーマもこめられており、イーストウッド作品らしい重厚な一本に仕上がっていそう。昨年「マイティ・ハート」をひっさげてカンヌ参戦したアンジェリーナは女優賞の最右翼。