[2008 Cannes コンペ作品紹介] UN CONTE DE NOEL
UN CONTE DE NOEL(A CHRISTMAS TALE)
(フランス/150min)
監督:アルノー・デプレシャン
出演:マチュー・アマルリック、カトリーヌ・ドヌーヴ、キアラ・マストロヤンニ
幸せな家庭を襲う悲劇。幼い息子ジョセフは骨髄移植をしなければ助からない体だったが、家族に適合者はおらず、両親は3人目の子供をもうけて骨髄のドナーにしようと望みを託す。しかし3人目の子供アンリもドナーとして適合せず、ジョセフは7歳でこの世を去ってしまう。十数年後、希望を打ち砕かれた家族に新たな試練が降りかかる。
フランスの若き才能アルノー・デプレシャンの最新作。92年「魂を救え!」96年「そして僕は恋をする」00年「エスター・カーン めざめの時」に続いて4度目のカンヌ参戦となる。過去3回はいずれも無冠に終わっているが、その才能は国内でも高く評価されており、母国代表の中では最もパルムドールに近い存在と言っていいだろう。