[2008 Cannes] 現地での評判
すでに上映された14本の現地での評判を見てみると、最も高い評価を集めているのがダルデンヌ兄弟の「Lorna’s Silence」。もしや3度目の受賞も……と思わせるさすがの評価だ。これに続くはイーストウッドの「The Exchange」、唯一のアニメ作品「Walts with Bashir」、アルノー・デプレシャンの「A Christmas Tale」あたり。オープニングにも選出されたフェルナンド・メイレレス監督「ブラインドネス」は賛否が分かれている。
この流れからすると、現状ではアリー・フォルマン監督がイスラエルのレバノン侵攻を描く「Walts with Bashir」が審査員長ショーン・ペンのハートに刺さりそうな気配。ただし、まだ上映されていない「Che」「Synecdoche, New York」なども強敵なのでまだまだどうなるかわからない状況だ。