[Weekend Report] パンダ好スタートで「WALL-E」の機先を制す!
打倒ピクサーの一番手を自負するドリームワークス・アニメーションの新作「カンフー・パンダ」が優秀な数字で首位デビュー。批評家受けもよく、追って公開されるピクサー新作「WALL-E」の機先を制した。
ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェンらスター勢揃いのボイスキャストがそれぞれに持ち味を発揮した楽しいアニメに仕上がっているようで、オープニング3日間で6000万ドルを稼ぎ出すロケットスタートを切った。これは、ピクサーの「カーズ」にわずかに及ばないものの、6月公開作品としては史上4番目となる好記録。同じく6月公開の「レミーのおいしいレストラン」を1300万ドルも上回る、周囲の予想を超えるビッグオープニングだ。このまま順調に推移すれば、「レミー~」の興収2億ドルに迫る大ヒットが期待できそうだ。ドリームワークスにとっては、「シュレック」に続くドル箱シリーズの誕生となった。
2位に初登場は、アダム・サンドラー主演のコメディー「You Don’t Mess With the Zohan」。公開劇場数で大きく水をあけられたパンダには及ばなかったが、こちらも3日間で4000万ドルを稼ぐ好スタートを切った。これは、昨年夏に公開され、1億2700万ドルを稼いだサンドラーの前作「I Now Pronounce You Chuck and Larry」の3400万ドルを上回る好記録。前々作の「もしも昨日が選べたら」と同水準で、トータル興収は1億4000万ドル近くまで期待してよさそうだ。首位デビューこそ逃したとはいえ、サンドラーの人気はまだまだ健在。しばらくは第一線で活躍を続けられそうだ。
限定公開組では、5館で封切られた「モンゴル」が好成績。1館あたりのアベレージ2万6600ドルと気を吐いた。さすがにアカデミー賞外国語映画賞ノミネートのネームバリューが効いた感。拡大公開は望むべくもないが、限定公開ならいい商売が出来そうだ。
TW | LW | Title | 配給 | Weekend | 劇場数 | Total | 週 |
1 |
N
|
カンフー・パンダ |
P/DW
|
$60,000,000
|
4,114
|
$60,000,000
|
1
|
2 |
N
|
You Don’t Mess with the Zohan |
Sony
|
$40,000,000
|
3,462
|
$40,000,000
|
1
|
3 |
2
|
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 |
Par.
|
$22,805,000
|
4,190
|
$253,026,000
|
3
|
4 |
1
|
セックス・アンド・ザ・シティ |
NL
|
$21,310,000
|
3,325
|
$99,269,000
|
2
|
5 |
3
|
The Strangers |
Rog.
|
$9,289,000
|
2,477
|
$37,646,000
|
2
|
6 |
4
|
アイアンマン |
Par.
|
$7,522,000
|
2,931
|
$288,893,000
|
6
|
7 |
5
|
ナルニア国物語第2章:カスピアン王子の角笛 |
BV
|
$5,527,000
|
3,065
|
$125,846,000
|
4
|
8 |
6
|
ベガスの恋に勝つルール |
Fox
|
$3,400,000
|
2,366
|
$72,230,000
|
5
|
9 |
8
|
Baby Mama |
Uni.
|
$779,000
|
922
|
$57,904,000
|
7
|
10 |
9
|
近距離恋愛 |
Sony
|
$775,000
|
740
|
$44,660,000
|
6
|