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[Weekend Report] 新生ハルクがV!シャマラン新作も好スタート!

03年にアン・リーが映画化した「ハルク」から5年。主演に演技派エドワード・ノートンを据え、「トランスポーター」の新鋭監督ルイ・レテリエがメガホンをとった新しいハルク、その名も「インクレディブル・ハルク」がスクリーンに甦った。

前作「ハルク」はアカデミー賞監督アン・リーの起用によりクオリティの高い映画に仕上がるはずだったが、批評家からの評価は今ひとつ。さらに、オープニング成績こそズバ抜けていた(3日間興収6200万ドル超)ものの、その後急激に数字を落とし、最終的には1億3200万ドルの興収に留まった。申し分ない数字にも見えるが、配給のユニバーサルはこれを失敗と判断。5年のブランクを空け、新たなハルクの創造に賭けた。
ノートン&レテリエが作り出した新しいハルクは、オープニング3日間で5400万ドルを稼ぎ出す上々のスタート。数字では前作に劣ったが、批評家からの好意的なレビューを見る限り、前作のような急激な落ち込みは避けられそう。最終的には前作超えの数字も十分達成できそうで、5年のブランクを空けての続編製作は成功だったと言えそうだ。


先週トップの「カンフー・パンダ」は前週からの落ち込みを43%に抑え、いまだ好調。トータル興収は早くも1億1700万ドルに達しており、2億ドル突破も視野に入った。うまくいけば、後発のライバル「WALL-E」を押さえ込むことも可能だろう。

3位に初登場は、「シックス・センス」「サイン」のM・ナイト・シャマラン監督最新作「ハプニング」。前作「レディ・イン・ザ・ウォーター」が大コケしてワーナーを追われ、20世紀フォックスに流れてきたシャマランが、自身初となるR指定ムービーで返り咲きを狙う一作だ。人間が突如自身の制御を失い、次々と自殺していくというおぞましい光景が描かれるショッキングな予告編は効果絶大だったようで、オープニング3日間興収は周囲の予想を上回る3000万ドルと気を吐いた。前作がわずか1800万ドルだったことを考えれば上々のスタートだ。とはいえ、批評家からは相変わらず手厳しい意見が相次いでおり、次週には大きく数字を落とすことになりそうだ。トータル興収で6000万ドルを目指したいところ。

TW LW Title 配給 Weekend 劇場数 Total
1
N
インクレディブル・ハルク
Uni.
$54,538,000
3,505
$54,538,000
1
2
1
カンフー・パンダ
P/DW
$34,321,000
4,136
$117,998,000
2
3
N
ハプニング
Fox
$30,500,000
2,986
$30,500,000
1
4
2
You Don’t Mess with the Zohan
Sony
$16,400,000
3,466
$68,790,000
2
5
3
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
Par.
$13,547,000
3,804
$275,329,000
4
6
4
セックス・アンド・ザ・シティ
NL
$10,185,000
3,155
$119,919,000
3
7
6
アイアンマン
Par.
$5,130,000
2,403
$297,428,000
7
8
5
The Strangers
Rog.
$4,097,000
2,410
$45,360,000
3
9
7
ナルニア国物語第2章:カスピアン王子の角笛
BV
$3,004,000
2,308
$131,744,000
5
10
8
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Fox
$1,700,000
1,422
$75,788,000
6

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