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アカデミー賞ノミネーション予想 [作品賞]

アカデミー賞 記事:2009.01.21

作品賞ノミネーション予想

●ノミネート予想

  • スラムドッグ$ミリオネア(フォックス・サーチライト)
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生(パラマウント)
  • ダークナイト(ワーナー・ブラザース)
  • ミルク(フォーカス・フィーチャーズ)
  • フロスト×ニクソン(ユニバーサル)

●逆転を狙う有力コンテンダー

  • ウォーリー(ディズニー)
  • グラン・トリノ(ワーナー・ブラザース)
  • チェンジリング(ユニバーサル)
  • レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで(ドリームワークス)
  • The Wrestler(フォックス・サーチライト)
  • ダウト あるカトリック学校で(ミラマックス)
  • 愛を読むひと(ワインスタイン・カンパニー)

今年はPGAノミネートの5作品でほぼ鉄板の様相。これに割って入る可能性がある作品はそれほど多くない。それでも一応、各作品の可能性を探ってみよう。
ウォーリー(ディズニー)
前哨戦実績では上位だが、アニメ作品というハンデはそう簡単に克服できるものではない。過去に1度だけ作品賞候補を勝ち取った「美女と野獣」は、ディズニーのセル画アニメ復活ののろしをあげた記念碑的作品であり、さらに部分的に使用されたCGアニメーションが新たな可能性を提示した、映画史的に価値の高い作品だった。作品の評価は極めて高いが、「美女と野獣」に比べるとインパクトには欠ける。
グラン・トリノ(ワーナー・ブラザース)
チェンジリング(ユニバーサル)

クリント・イーストウッド監督の2作品にも逆転の目はあるが、言わずもがな票割れは免れない。また、どちらも水準以上の評価でノミネートの資格は十分にあるが、近年の神懸り的なイーストウッドの傑作群と比較すると、どちらも少し劣るという評価が支配的。配給のユニバーサルとワーナーはそれぞれ作品賞候補確実なコンテンダーを抱えており、そちらのプロモーションに比重が置かれそうだ。
レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで(ドリームワークス)
批評家からの評価はマズマズだが、前哨戦では鳴かず飛ばず。スター俳優を擁して注目は集めやすく、映画のクオリティも高いが、救いのない内容は万人向けとは言い難い。ただし、レオ&ケイトの熱演は迫力満点で、演技賞部門での活躍は期待できそう。
The Wrestler(フォックス・サーチライト)
ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。近年、ヴェネチアはアカデミー賞との相性がよく、本作のノミネートも決してありえない話ではない。BoxOfficeでも限定公開ながら好調な興行を展開しており、勢いは持続。アカデミー賞向きとは言えない素材だが、親子の愛という普遍的なテーマが会員たちの琴線に触れれば一発逆転も。
愛を読むひと(ワインスタイン・カンパニー)
ミラマックスを離れてからも元気いっぱいのワインスタイン兄弟が今年イチオシするのがこの作品。アカデミー賞大好きの兄弟だが、独立後はまだ大きな成果を残せていない。あざといまでのキャンペーンに定評がある兄弟が強力プッシュとあって、まさかの逆転もありえる。
結論
逆転があるとすれば、「ウォーリー」またはイーストウッドの2作品か。前哨戦実績は十分の「ウォーリー」だが、アニメ作品というハンデは大きく、もう一息足りない印象。イーストウッド作品はうまく票が分かれれば可能性は十分だが……。やはりそれでも上位5作品の牙城を崩すのは難しいだろう。


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