[2009夏興行展望] Ghosts of Girlfriends Past
■ Ghosts of Girlfriends Past
監督:マーク・ウォーターズ
出演:マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー、マイケル・ダグラス
配給:ワーナー・ブラザース(ニュー・ライン)
OP興収予想:1800万ドル
総興収予想:6500万ドル
物語:
名うてのプレイボーイが弟の結婚式でかつての恋人と再会する。と同時に彼女の過去、現在、未来の守護霊にとり憑かれ、様々な体験を強いられる。そして彼女こそ一番大切な存在であることに気づき……。
展望:
もともとベン・アフレック主演で企画されていたが、世紀の失敗作「ジーリ」によりアフレックのキャリアが致命傷を負ったためお蔵入りに。このたび晴れてマコノヒーという強力なスターを獲得して公開にこぎつけたが、相手役がアフレックの奥さんであるガーナーというのは単なる偶然ではないはず。
主演のマコノヒーこと恋愛モノに関しては強力な集客力を持っており、ケイト・ハドソンと共演した「10日間で男を上手にフル方法」(総興収1億500万ドル)を筆頭に、サラ・ジェシカ・パーカー共演の「恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~」(総興収8800万ドル)、再びハドソンと共演した「フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石」(総興収7000万ドル)など、ヒット作を連発している。大当たりは期待しづらいが、恋愛モノならハズレはない。
監督のウォーターズはリンジー・ローハン主演の「フォーチュン・クッキー」と「ミーン・ガールズ」でスマッシュ・ヒットを連発した実績があるが、その後の「恋人はゴースト」(総興収4800万ドル)と「スパイダーウィックの謎」(総興収7100万ドル)がどちらも期待を下回る成績。恋愛モノに関しては最も信頼性のあるスター、マコノヒーを擁する今回はなんとしても巻き返したいところだ。
マーベルの強力作品が同日公開となるが、女性がターゲットで客層はかぶらない。夏興行開幕の好景気にうまく乗れば8000万ドル級の興行は期待できる。