TOP > 全米興行収入 - Box Office > [Weekend Report] 「ワイルド・スピード」最新作がロケット…

[Weekend Report] 「ワイルド・スピード」最新作がロケット・スタート!!

驚きのオープニングだ。「ワイルド・スピード」シリーズ第4弾となる「Fast & Furious」が3461館で公開され、3日間興収7200万ドルというロケットスタートを切った。
第4弾にして1作目の主演スターたちがカムバックするという異例の展開で、タイトルもマイナーチェンジで”新しさ”を演出(1作目の原題は”Fast and the Furious”)。このシリーズは、ヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカーが次世代のスターとして脚光を浴びた第1作が、OP興収4000万ドル、総興収1億4400万ドルの大ヒットを記録。ヴィン・ディーゼルが抜けた2作目もOPで5000万ドル、総興収1億2700万ドルを稼いだ。しかしポール・ウォーカーまでもがシリーズを去り、舞台を東京に移した3作目は総興収6200万ドルと客足がガタッと落ち、シリーズ存続の危機を迎えていた。

そこに救世主として現れたのが、シリーズを去ったはずの2人の主演スターというわけだ。3作目のラストにもカメオ出演を果たしていたヴィン・ディーゼルは、この自身の出世作への復帰を以前から望んでいた様子。念願叶っての復帰がこれだけわかりやすく数字でハネ返ったとあって、本人もさぞご満悦だろう。ディーゼルは前作「バビロンA.D.」が悲惨な結果に終わり、スターパワーが減少していただけに、今回のヒットはキャリア再生に大きく貢献した。
スタートでいきなりブースター全開した本作。おそらく次週以降は徐行運転を余儀なくされることになりそう。積んだガソリンもそれほど多くなく、ガス欠までにどれだけ稼げるか。1作目の興収だけはクリアしておきたいところだが。


6位に初登場の「Adventureland」は1862館の公開で600万ドルの興収と冴えないスタート。監督は傑作「スーパー・バッド/童貞ウォーズ」のグレッグ・モットーラで、1億2100万ドルを稼いだ前作と比較することすら出来ない結果となっている。前作は製作にヒットメイカー、ジャド・アパトゥが参加してネームバリューを発揮した背景があったが、今回も作品の評価はきわめて高いだけに、この不振ぶりは残念でならない。80年代アメリカの青春群像を切り取ったコメディーで、主演は「イカとクジラ」や「ハンティング・パーティ」などでいい味を出していたジェシー・アイゼンバーグ。今回興行的には成功を収められなかったが、若手演技派として今後間違いなく台頭してくる逸材だ。また、「トワイライト/初恋」でブレークしたばかりのクリステン・スチュアートもその魅力を開花させていると評判。キャリアは軌道に乗ったようだ。

公開4週目にして10位にランクインは、エイミー・アダムス&エミリー・ブラント主演のクライム・コメディ「サンシャイン・クリーニング」。子供の学費を稼ぐため、犯罪現場の清掃業に手を染めていくことになる女性の姿を描く。アダムスとブラントという将来を嘱望される女優の顔合わせとあって、批評家たちの注目度も高い。批評もなかなかよく、配給のオーバーチュア・フィルムスも先週から312館増の強気の興行。1館あたりのアベレージは平凡で拡大公開が吉と出たかどうかは微妙なところだが、TOP10にランクインしたことでDVDの展開がしやすくなったのは間違いない。

「コーラス」でアカデミー賞外国語映画賞候補となったクリストフ・バラティエ監督の新作となる「Paris 36」が限定7館で公開され、アベレージ1万ドルとまずまずの興行。来年のアカデミー賞戦線での活躍を期待する声もあったが、残念ながら全米批評家からの反応は芳しくない。とはいえ、「コーラス」で世界中の映画ファンの涙を搾り取ったバラティエ監督の新作だけに、観客からは好意的な意見も聞かれるようだ。日本でも秋口に公開予定。

TW LW Title 配給 Weekend 劇場数 Total
1
N
Fast and Furious Uni.
$72,508,000
3,461
$72,508,000
1
2
1
モンスターVSエイリアン P/DW
$33,510,000
4,109
$105,700,000
2
3
2
The Haunting in Connecticut LGF
$9,550,000
2,732
$37,240,000
2
4
3
ノウイング Sum.
$8,130,000
3,323
$58,204,000
3
5
4
I Love You, Man P/DW
$7,850,000
2,829
$49,287,000
3
6
N
Adventureland Mira.
$6,010,000
1,862
$6,010,000
1
7
5
デュプリシティ スパイは、スパイに嘘をつく Uni.
$4,300,000
2,522
$32,376,000
3
8
6
ウィッチマウンテン/地図から消された山 BV
$3,351,000
2,825
$58,388,000
4
9
7
12 Rounds Fox
$2,300,000
2,331
$9,022,000
2
10
11
サンシャイン・クリーニング Over.
$1,879,000
479
$4,775,000
4

★ PICK UP ★

【第89回アカデミー賞最終予想】作品賞

【第89回アカデミー賞最終予想】作品賞

【作品賞】 大本命「ラ・ラ・ランド」の受賞はほぼ間違いなし。焦点はアカデミー史上最多受賞の達成なるかどうか? […]

★ PICK UP ★

【第89回アカデミー賞最終予想】長編アニメーション映画賞

【第89回アカデミー賞最終予想】長編アニメーション映画賞

【長編アニメーション映画賞】 2本エントリーのディズニーが5年連続の戴冠に王手。ジブリの「レッドタートル」には […]