[Jpn BoxOffice] 2009年5月30日(土)~5月31日(日)興行成績
「ROOKIES/卒業」が今年最大のビッグオープニング! |
「ROOKIES/卒業」が驚きのビッグオープニング。最初の週末で12億円超を稼ぎ出すメガヒットスタートを切った。
森田まさのりの原作漫画を映像化したTVシリーズは放送開始当初こそ鈍い出足だったが、その後10代視聴者を中心に人気が広まり、放送終了時には多数のファンを獲得するに至った。映画もヒットすべくしてヒットした感があるが、これだけの数字をあげたのは、やはりTVでの大量の番宣が一役買っているだろう。朝から晩まであらゆる番組に出演者たちがゲストで出演。何せ主要キャストだけで10人以上いるのだから、バラで稼動して大量露出も可能なのだ。しかも割と無名なキャストにしても皆が野球のユニフォームを着ているのだから、ひと目で「ROOKIES」キャストだとわかる。実に有効な宣伝だったと言える。
12億円超というオープニング興収は、昨夏公開されあの「インディ4」を凌ぐ80億円の興収をあげた「花より男子」の121%という成績。この対比でいけば「ROOKIES」の総興収は90億~100億も夢ではないことになる。今年公開された作品の中ではNo.1ヒットとなることが確実だ。おそらく次週以降急速に数字を落とすことも考えにくく、しばらくはランキング上位に居座ることになるだろう。
全米では今のところ上半期No.1ヒット作となっている「スター・トレック」だが、日本ではテイクオフに失敗。275館の封切りで1億5400万円の売り上げと苦戦を強いられた。高年齢層には知名度も高い人気シリーズで、若年層にも受けるように、リ・イマジネーションされた新作だったが、日本人には響きにくかったようだ。このままでは10億にも満たない興行に終わることになりそうで、ハリウッド映画劣勢を改めて印象付ける結果となってしまった。
同じく苦戦の6位「お買い物中毒な私!」はディズニー配給のコメディー。232館の公開で興収はわずか5700万円。一昔前なら「プリティ・ウーマン」の路線でそれなりに商売になった可能性のある作品だが、今はもうサッパリだ。今にして思えば数年前の「プラダを着た悪魔」のヒットが奇跡のように思える。
TW | LW | Title | 配給 | Weekend | 前週比 | 劇場 | AVG. | Total |
週
|
1 |
N
|
ROOKIES 卒業 | 東宝 |
$12,703,775
|
–
|
428
|
$29,682
|
$12,703,775
|
1
|
2 |
1
|
天使と悪魔 | ソニー |
$3,060,509
|
-20.80%
|
723
|
$4,233
|
$21,398,704
|
3
|
3 |
2
|
余命1ヶ月の花嫁 | 東宝 |
$2,211,393
|
-17.00%
|
310
|
$7,134
|
$22,501,030
|
4
|
4 |
N
|
スター・トレック | パラマウント |
$1,541,319
|
–
|
275
|
$5,605
|
$2,007,864
|
1
|
5 |
6
|
60歳のラブレター | 松竹 |
$641,246
|
-4.90%
|
189
|
$3,393
|
$4,765,714
|
3
|
6 |
N
|
お買い物中毒な私! | ディズニー |
$574,269
|
–
|
232
|
$2,475
|
$574,269
|
1
|
7 |
3
|
レッド・クリフPARTII | 東映 |
$468,642
|
-40.60%
|
392
|
$1,196
|
$55,776,781
|
8
|
8 |
5
|
Baby, Baby, Baby! | 東映 |
$443,737
|
-38.00%
|
227
|
$1,955
|
$1,861,153
|
2
|
9 |
8
|
重力ピエロ | アスミック |
$440,549
|
-28.80%
|
173
|
$2,547
|
$2,190,249
|
6
|
10 |
4
|
名探偵コナン/漆黒の追跡者(チェイサー) | 東宝 |
$426,283
|
-42.90%
|
315
|
$1,353
|
$35,076,747
|
7
|