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[US BoxOffice] 2009年6月12日（金）～6月14日（日）興行成績

デンゼル＆トラヴォルタ共演作微妙！ エディ・マーフィ終了!?

画像は3位の「サブウェイ123」

先週、最終的に発表された興収では「カールじいさんの空飛ぶ家」を抑えて首位デビューを飾っていたことがわかった「The Hangover」が、2週目の興収も落ち込みをわずか27％に抑えて首位をキープした。トータル興収は早くも1億ドルを突破し、最終的には2億ドルラインも超えてきそうな勢い。R指定のコメディー映画としてはこれまで「ウエディング・クラッシャーズ」が記録した2億900万ドルが最高記録となるが、おそらくこの記録も超えてくるだろう。二日酔い4人組のうち、もっとも名前の売れているジャスティン・バーサは大ヒットシリーズ「ナショナル・トレジャー」のコメディリリーフとして活躍。また、仲間内の中心的人物を演じるブラッドリー・クーパーは2010年の公開を予定されている「特攻野郎Aチーム」映画化版に抜擢されることが決まったばかり。ジェニファー・アニストンとのデートが報じられるなど仕事面でもプライベートでもモテモテのニューフェイスだ。
この大ヒットを受けて早速続編の製作も決定。オリジナルキャスト4人とも再結集するとのことで、再びBoxOfficeに旋風を巻き起こすことになりそうだ。今度はいったいどこで酔っ払う!?

2位の「カールじいさんの空飛ぶ家」も好調。思わぬ伏兵に首位の座を譲ったとはいえ、客層は完全に分かれており、自身の興行に影響は出ていない。トータル興収は早くも1億8700万ドルに達しており、ここ数年のピクサー作品では最高の興収をあげることが確実。次の目標は「Mr.インクレディブル」の2億6100万ドルになるが、このペースなら決して届かない数字ではない。

首位デビューを期待された「サブウェイ123」は3位でデビュー。3074館の公開で2330万ドルを売り上げた。デンゼル・ワシントン＆トニー・スコットのコンビ作としてはこれまで最高のオープニング興収となったが、今回はジョン・トラヴォルタの参加もあり、配給のソニー・ピクチャーズとしてはもっと高い数字を期待していたはず。オリジナルとの比較で悪評が出回っているため、次週以降の興行は苦戦を免れず、最終的にはいつものコンビ作同様7000万ドル付近の興行に落ち着くだろう。

6位に初登場はエディ・マーフィ主演のコメディ「Imagine That」。3008館の公開でオープニング興収はわずか550万ドルと惨敗。「ドリームガールズ」の成功と、続く「マッド・ファット・ワイフ」の興行的成功で人気復活の兆しがあったマーフィだが、前作「デイヴは宇宙船」が過去最低の興行に終わる大誤算。続く本作も目も当てられない惨敗とあって、いよいよマーフィのキャリアもこれまでか……と心配せざるを得ない。「ビバリーヒルズ・コップ」新作やブレット・ラトナー監督とのコンビ作など、企画中のプロジェクトは目白押しだが、果たしてこのマーフィの人気凋落ぶりを見てスタジオが金を出すのかどうか。

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