[Jpn BoxOffice] 2009年6月13日(土)~6月14日(日)興行成績
T4でも「ROOKIES」止められず! 「レスラー」ヒット! |
画像は限定公開でヒットの「レスラー」
(C)2008 Wild Bunch
「ROOKIES/卒業」が相変わらず強力な興行を展開し、V3を達成。トータル興収は3週目にして早くも50億を突破した。前週比も23%減と落ち込み少なく、興収80億円突破はほぼ確実な情勢。現在の邦画隆盛を体現する大ヒットだ。
一方、首位デビューが期待された「ターミネーター4」は697館の大規模公開ながら、週末の売り上げは「ROOKIES」より2億円以上少ない6億1000万円。先週土日に行われた先行ロードショー分を含めれば首位デビューということになるが、実質1館あたりのアベレージはライバルに倍以上の差をつけられており、市場の牽引役を標榜するには程遠い成績。駄作と言われる前作「3」ですら90億円近くを売り上げた大人気シリーズにしては淋しい数字だ。最終的な興収は同配給の「天使と悪魔」と同じ40億付近にとどまると推測される。「天使と悪魔」にせよ、「ダ・ヴィンチ・コード」の売り上げの半分にも満たない成績に終わることが予想されており、国内での洋画市場の急速な縮小は、もはや歯止めがきかないところまできている。年末に公開されるジェームズ・キャメロンの新作「アバター」がコケるようだと相当ヤバい状況になりそうだ。
309館で公開された東宝「真夏のオリオン」は1億1500万円の売り上げで4位にランクイン。人気俳優玉木宏を主演に配したとはいえ、若者受けする題材ではなく、このあたりの数字が精一杯か。シニア層を動員して平日売り上げを伸ばせれば10億くらいは稼げそう。
ミッキー・ロークが一世一代の熱演を見せる「レスラー」は37館の限定公開ながら12位にランクイン。1館あたりのアベレージも優秀でマズマズの成績だ。作品のクオリティはすこぶる高く、ロークの私生活にシンクロした主人公の悲哀が観る者の心を締め付ける傑作。これを見逃す手はないので、未見の方は今すぐ劇場へ。
TW | LW | Title | 配給 | Weekend | 前週比 | 劇場 | AVG. | Total |
週
|
1 |
1
|
ROOKIES 卒業 | 東宝 |
$8,278,440
|
-23.80%
|
428
|
$19,342
|
$50,302,149
|
3
|
2 |
N
|
ターミネーター4 | ソニー |
$6,129,075
|
–
|
697
|
$8,794
|
$10,569,856
|
1
|
3 |
2
|
天使と悪魔 | ソニー |
$1,296,596
|
-25.30%
|
539
|
$2,406
|
$29,613,823
|
5
|
4 |
N
|
真夏のオリオン | 東宝 |
$1,154,329
|
–
|
309
|
$3,736
|
$1,154,329
|
1
|
5 |
4
|
余命1ヶ月の花嫁 | 東宝 |
$1,141,858
|
-26.20%
|
310
|
$3,683
|
$28,521,209
|
6
|
6 |
3
|
ハゲタカ | 東宝 |
$1,062,484
|
-33.60%
|
267
|
$3,979
|
$4,275,683
|
2
|
7 |
5
|
アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン | GAGA |
$382,355
|
-40.10%
|
117
|
$3,268
|
$2,016,151
|
2
|
8 |
6
|
スター・トレック | パラマウント |
$374,097
|
-35.80%
|
275
|
$1,360
|
$5,086,458
|
3
|
9 |
7
|
60歳のラブレター | 松竹 |
$287,490
|
-23.60%
|
189
|
$1,521
|
$7,167,650
|
5
|
10 |
8
|
お買い物中毒な私! | ディズニー |
$227,271
|
-27.50%
|
231
|
$984
|
$2,525,394
|
3
|