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[US BoxOffice] 2009年6月19日(金)~6月21日(日)興行成績

S・ブロック主演コメディがJ・ブラックをKO!

次週公開の超大作「トランスフォーマー/リベンジ」が市場を荒らす直前、BoxOfficeの間隙を縫って公開されたサンドラ・ブロック主演のコメディ「あなたは私の婿になる」が初登場首位をさらった。

3056館で封切られた本作は、3日間興収3400万ドルというスマッシュヒットを記録。このオープニング興収は、過去のサンドラ・ブロック主演作の中でNo.1の数字であるばかりか、これまで1位だった前作「シャッフル」(OP興収1700万ドル)の約2倍というすごい数字。BoxOfficeの女王としての輝きが失われつつあったブロックがこれほどの数字を叩き出すとは誰も予想し得なかった。この分なら、単独主演作としては過去最高の「デンジャラス・ビューティー」の記録1億600万ドルを超えてくる可能性もある。主演作は毎作5000万ドル程度をコンスタントに稼ぐが、本作はブロックにとって久々の大
ヒット作となりそうだ。ちなみにブロックと配給ディズニーのコンビはこれが3作目。1作目はブロックの人気を不動のものにした良作コメディー「あなたが寝てる間に…」で、当時のレートで8100万ドルを稼ぐヒットとなった。今回の新作はそれを上回りそうな気配ではある。


2位にランクダウンの「The Hangover」だが、上映館を190館増やし、前週比わずか18%減という脅威の粘り腰を見せ、トータル興収を1億5200万ドルまで伸ばしている。これだけの推移なら2億ドル突破は間違いなく、2億ドル後半台の興収が見込めるだろう。恐るべき大ヒットだ。

3位の「カールじいさんの空飛ぶ家」も4週目にしてトータル興収2億2400万ドルを突破。ピクサー最大のヒット作「ファインディング・ニモ」の4週目の数字と比較してもわずか400万ドル下回るだけという高水準だ。3D上映料金の加算がある分、動員数では下回るものの、このまま推移すれば「~ニモ」超えも夢ではない。

4位に初登場は、ジャック・ブラック&マイケル・セラ主演のコメディー「Year One」。太古の時代を舞台に繰り広げられるドタバタ劇だ。3022館の公開で3日間興収は2000万ドルとまずまずの成績だが、飽きられるのも早そう。おそらく次週は大きく数字を落とすことになり、最終的には製作費6000万ドルを何とか回収する程度に落ち着くのではないか。

限定公開組では、ウディ・アレン監督の新作「Whatever Works」が高アベレージ。9館の公開で、1館あたりのアベレージが3万1200ドルと大ヒットしている。アレンの前作「それでも恋するバルセロナ」はいきなり692館の中規模公開となったが、そのときは1館アベレージが5400ドルと伸び悩んだ。作
品の質が高かったことを考えると、やはりアレンは万人受けしづらい監督ということになる。

TW LW Title 配給 Weekend 劇場数 Total
1
N
あなたは私の婿になる BV
$33,627,598
3,056
$33,627,598
1
2
1
The Hangover WB
$26,753,473
3,545
$152,817,015
3
3
2
カールじいさんの空飛ぶ家 BV
$23,492,677
3,832
$226,268,932
4
4
N
Year One Sony
$19,610,304
3,022
$19,610,304
1
5
3
サブウェイ123 Sony
$12,034,899
3,077
$44,067,224
2
6
4
ナイト ミュージアム2 Fox
$7,807,185
2,962
$156,459,744
5
7
7
スター・トレック Par.
$5,511,434
2,307
$240,255,340
7
8
5
マーシャル博士の恐竜ランド Uni.
$4,358,945
2,945
$44,055,510
3
9
6
Imagine That Par.
$3,290,227
3,011
$11,541,605
2
10
8
ターミネーター4 WB
$3,284,230
1,920
$119,727,528
5

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