[US BoxOffice] 2009年10月2日(金)~10月4日(日)興行成績
話題のゾンビ映画「Zombieland」が大ヒットスタート! |
夏場に行われたコミックコンでも話題沸騰だったゾンビ・ホラー・コメディー「Zombieland」が、高い期待をさらに上回るヒット・スタートを切った。主演はウディ・ハレルソン、アビゲイル・ブレスリン、ジェシー・アイゼンバーグ。「ボラット」の製作ドキュメンタリー映画を監督したルーベン・フライシャーがメガホンをとる。
3036館の公開でオープニング興収は2500万ドル。これはゾンビものというジャンルに限れば、史上2番目に高い好成績となる(1位は「300」のザック・スナイダー監督の出世作にして近年のゾンビ映画としては最高級のクオリティを誇る「ドーン・オブ・ザ・デッド」の2670万ドル)。ただし、次から次へと恐怖が襲ってくる「ドーン・オブ・ザ・デッド」と違い、「Zombieland」はコメディー・タッチに仕上げられている分、観客の受け口は広そうだ。「ドーン~」はトータル興収5900万ドルと伸び悩んだが、「Zombieland」は1億ドル近くまで興収を伸ばすポテンシャルがある。
CGアニメの先駆けとなった名作「トイ・ストーリー」1と2が3D化されて再公開。3位にランクインしている。2週間限定興行という触れ込みもあってか、リバイバル上映にもかかわらず1745館の公開で1250万ドルを稼ぎ出している。2本立て上映の間には新作「トイ・ストーリー3」の予告編が上映されているそう。
4位に初登場の「The Invention of Lying」は、単独主演作「オー!マイ・ゴースト」が好評だったリッキー・ジャーヴェイスの最新作。「ナイト ミュージアム」の館長役でもおなじみの彼は、イギリスBBC製作の傑作コメディーTVドラマ「The Office」で、痛々しいKY管理職を演じてブレイクしたコメディアン。独特の雰囲気を持つジャーヴェイスの魅力に全米が気づき始めたか。ただし、今回の主演作はそれほど受け入れられておらず、1707館の公開でオープニング興収735万ドルと平凡な興行に終わっている。
6位にはドリュー・バリモアが初監督にチャレンジした「Whip It」が初登場。エレン・ペイジがサム・ライミ監督の傑作ホラー「スペル」を蹴ってまで主演したドラマで、ローラースケートで滑走する少女たちの青春を描く。批評家からも好評を受けている本作だが、興行面では期待はずれの結果に。1720館の封切りでオープニング興収はわずかに485万ドル。バリモアの知名度と興行力を考えると低すぎる数字だ。
限定公開組ではコーエン兄弟の新作となる「A Single Man」が大ヒット。6館の封切りで1館あたりのアベレージが42000ドルという高水準。前作「バーン・アフター・リーディング」とは打って変わって無名キャストが揃えられた新作だが、コーエン兄弟の知名度だけで十分商売が出来ているようだ。批評家からの評価も上々で、アカデミー賞レースでの活躍が期待される。
TW | LW | Title | 配給 | Weekend | 劇場数 | Total | 週 |
1 |
N
|
Zombieland |
Sony
|
$25,000,000
|
3,036
|
$25,000,000
|
1
|
2 |
1
|
くもりときどきミートボール |
Sony
|
$16,700,000
|
2,977
|
$82,392,000
|
3
|
3 |
N
|
トイ・ストーリー1&2 3D |
BV
|
$12,500,000
|
1,745
|
$12,500,000
|
1
|
4 |
N
|
The Invention of Lying |
WB
|
$7,350,000
|
1,707
|
$7,350,000
|
1
|
5 |
2
|
サロゲート |
BV
|
$7,344,000
|
2,951
|
$26,387,000
|
2
|
6 |
31
|
キャピタリズム マネーは踊る |
Over.
|
$4,850,000
|
962
|
$5,252,000
|
2
|
7 |
N
|
Whip It |
FoxS
|
$4,850,000
|
1,720
|
$4,850,000
|
1
|
8 |
3
|
Fame |
MGM
|
$4,754,000
|
3,133
|
$16,634,000
|
2
|
9 |
4
|
インフォーマント! |
WB
|
$3,800,000
|
2,425
|
$26,580,000
|
3
|
10 |
7
|
Love Happens |
Uni.
|
$2,777,000
|
1,922
|
$18,910,000
|
3
|