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[US BoxOffice] 2009年11月20日（金）～11月22日（日）興行成績

トワイライト第2章が記録破りの超ビッグオープニング！

前売りがバカ売れ、深夜興行の3日前から行列が出来るなど、おそらくオープニング興収はすごいことになるだろうと予想されていいた「ニュームーン／トワイライト・サーガ」が、専門家の予想をさらに上回る驚くべきメガヒット・スタートを切った。

4024館で封切られた本作は、まず木曜深夜のプレ興行で、いきなり「ハリー・ポッターと謎のプリンス」が持っていた記録（2260万ドル）を抜く、2630万ドルという恐るべき数字をたたき出した。また、その勢いを駆った初日は「ダークナイト」の記録（6720万ドル）を上回る7270万ドルという前人未到の大記録を樹立。ティーンの女性層が主となる”トワイライター”たちの熱狂ぶりが社会現象と化していることを証明してみせた。

ただし、トワイライターたちの熱狂がひと段落した土日は少し沈静化を見せ、オープニング3日間の興収では「ダークナイト」（1億5840万ドル）、「スパイダーマン3」（1億5110万ドル）に次ぐ1億4070万ドルという数字となった。それでも、専門家たちが見積もっていた8000万ドルの興収を倍近く上回るものであり、配給のサミット・エンタテインメントとしてはサーガ3部作でシリーズを終了させられない事態となってきた。前作も爆発的なオープニング興行の後は尻すぼみに興収を落としているだけに、おそらく本作も似たような推移となるだろうが、それでも2億ドル超は確実。今年有数のヒット作となることは間違いない。さらに燃え上がるであろう第3作のヒートアップが今から恐ろしくてならない。

2位にランクインはサンドラ・ブロック主演のドラマ「The Blind Side」。S・ブロック主演作は今年早くも3本目。6月公開の「あなたは私の婿になる」が1億6300万ドルの大ヒットを飛ばしたかと思えば、9月公開の「All About Steve」は3300万ドルの大コケ。そんな中公開された新作は、オープニング3日間で3400万ドルを売り上げる大ヒットを記録。これは「あなたは私の婿になる」の記録を上回るもので、単純比較すれば、興収1億6300万ドル以上が期待できる出だしとなる。「ニュームーン」の陰に隠れる形とはなったが、1館あたりのアベレージ1万ドル以上という優秀な興行を展開しており、ティーン向きの甘ったるい吸血鬼ラブロマンスなんか見てられないとそっぽを向いた映画ファンを上手に取り込んだ格好だ。

4位にはソニー・ピクチャーズ配給のCGアニメ「Planet 51」がランクイン。上り調子のソニー・ピクチャーズ・アニメーションによる製作ではなく、海外のスタジオで作られた作品をソニーが買い付けて公開したものとあって、クオリティの方は今ひとつのようで、批評家からの評価も芳しくない。映画ファンの興味を惹くことにも失敗してしまったようで、オープニング3日間の興収は1200万ドル超と平凡なものとなってしまっている。

限定公開組ではペドロ・アルモドバル監督の新作「抱擁のかけら」が2館スタートでアベレージ53000ドルと大ヒット。近年、良作への出演が続いているペネロペ・クルスのネームバリューも大いにものを言ったか。

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