[2009 Precursors] ゴールデン・グローブ賞は「アバター」に栄冠！
アカデミー賞前哨戦としては近年その価値を急速に下げつつあるゴールデン・グローブ賞だが、今尚アカデミー賞に次ぐ映画業界の祭典であることに変わりない。受賞作品は少なからず劇場での興行収入やDVDの売上げアップを期待できるが、今年その恩恵を受けるのはドラマ部門作品賞と監督賞の2部門で受賞した「アバター」ということになりそうだ。
他、脚本賞受賞の「マイレージ、マイライフ」、コメディ部門主演女優賞受賞の「しあわせの隠れ場所」（サンドラ・ブロック）、コメディ部門主演男優賞受賞の「シャーロック・ホームズ」（ロバート・ダウニー・Jr）あたりは次週少し数字を上げてくるかもしれない。
ややミーハーな傾向のある賞だけに、「アバター」の勝利やロバート・ダウニー・Jrの主演男優賞受賞などはそれほど驚くに値しないが、ドラマ部門の主演男優賞、主演女優賞の選出結果は要注目。ブロードキャスト批評家賞に続き、ジェフ・ブリッジス（Crazy Heart）とサンドラ・ブロック（しあわせの隠れ場所）が受賞したことは、この両者の勢いが完全に他を圧倒していることを証明して見せた。俳優組合賞の結果如何でまた勢力図は変わってくるが、今のところこの両者がオスカー像に一番近い存在と言っていいだろう。
■ 作品賞（ドラマ部門）
★アバター（監督：ジェームズ・キャメロン）
■ 作品賞（ミュージカル／コメディ部門）
★ハングオーバー
■ 監督賞
★ジェームズ・キャメロン（アバター）
■ 主演男優賞（ドラマ部門）
★ジェフ・ブリッジス（Crazy Heart）
■ 主演男優賞（ミュージカル／コメディ部門）
★ロバート・ダウニー・ジュニア（シャーロック・ホームズ）
■ 主演女優賞（ドラマ部門）
★サンドラ・ブロック（しあわせの隠れ場所）
■ 主演女優賞（ミュージカル／コメディ部門）
★メリル・ストリープ（ジュリー＆ジュリア）
■ 助演男優賞
★クリストフ・ヴァルツ（イングロリアス・バスターズ）
■ 助演女優賞
★モニーク（プレシャス）
■ 脚本賞
★ジェイソン・ライトマン、シェルドン・ターナー（マイレージ、マイライフ）
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