[2009 Precursors] 英国アカデミー賞は「17歳の肖像」が最多8部門候補!
昨年は作品賞ノミネート5作品全てがアカデミー賞と一致した英国アカデミー賞。今年ノミネートの5作品も全てアカデミー賞にノミネートされるかが注目される中、本番では当落線上と見られている「17歳の肖像」が最多8部門でノミネートされた(「アバター」「ハート・ロッカー」とタイ)。アメリカではソニー・ピクチャーズ・クラシックスが配給するインディペンデント系の小品だけに、タフなキャンペーン合戦を生き残るのは難しいが、英国での高評価を追い風にして波に乗りたい。
もう1本、作品賞の選からは漏れたものの注目すべきなのが「第9地区」の高評価だ。ピーター・ジャクソンがプロデュースを務めるこの一風変わった近未来SFムービーは、弱冠30歳の俊英ニール・ブロムカンプの監督賞をはじめ、技術賞部門を中心に7部門のノミネートを受けた。こちらも本番での作品賞候補の可能性を指摘されているだけに、大きな自信にしたいところだ。
■ 作品賞
アバター(監督:ジェームズ・キャメロン)
17歳の肖像(監督:ロネ・シェルフィグ)
ハート・ロッカー(監督:キャサリン・ビグロー)
プレシャス(監督:リー・ダニエルス)
マイレージ、マイライフ(監督:ジェイソン・ライトマン)
■ 英国作品賞
17歳の肖像(監督:ロネ・シェルフィグ)
Fish Tank(監督:アンドレア・アーノルド)
In the Loop(監督:アーマンド・イヌアッチ)
月に囚われた男(監督:ダンカン・ジョーンズ)
Nowhere Boy(監督:サム・テイラー・ウッド)
■ 監督賞
キャサリン・ビグロー(ハート・ロッカー)
ニール・ブロムカンプ(第9地区)
ジェームズ・キャメロン(アバター)
ロネ・シェルフィグ(17歳の肖像)
クエンティン・タランティーノ(イングロリアス・バスターズ)
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