[ノミネーション最終予想] 助演男優賞
有力コンテンダー
アルフレッド・モリーナ(17歳の肖像)
ピーター・サースガード(17歳の肖像)
クイントン・アーロン(しあわせの隠れ場所)
アレック・ボールドウィン(恋するベーカリー)
ブライアン・ジェラティ(ハート・ロッカー)
アンソニー・マッキー(ハート・ロッカー)
クリストフ・ヴァルツ(イングロリアス・バスターズ)
マット・デイモン(インビクタス 負けざる者たち)
スタンリー・トゥッチ(ジュリー&ジュリア)
クリスチャン・マッケイ(Me and Orson Welles)
ウディ・ハレルソン(The Messenger)
クリストファー・プラマー(The Last Station)
スタンリー・トゥッチ(ラブリーボーン)
下馬評TOP5
クリストフ・ヴァルツ(イングロリアス・バスターズ)
ウディ・ハレルソン(The Messenger)
スタンリー・トゥッチ(ラブリーボーン)
クリストファー・プラマー(The Last Station)
マット・デイモン(インビクタス 負けざる者たち)
解説
完全な1強状態となってしまった今年の助演男優部門。カンヌ出品時からクリストフ・ヴァルツの怪演は話題だったが(男優賞を受賞)、全米でお披露目された後もその評価は高まる一方だった。まさに奇跡的な配役で映画の顔となったヴァルツのオスカー受賞はほぼ間違いなしだろう。2年前に受賞したハヴィエル・バルデムのケースにそっくり当てはまる。
受賞レースでは完全に当て馬になってしまうこと確実の他の4人だが、これまた予想が難しい。重要視される前哨戦、SGA、ゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト批評家賞の全てでノミネートされているウディ・ハレルソン(The Messenger)、マット・デイモン(インビクタス 負けざる者たち)、スタンリー・トゥッチ(ラブリーボーン)の3人が上位だが、実は3人とも、対象作のほかにもう1本活躍作がある点が有利に働いている(ハレルソン「2012」、デイモン「インフォーマント!」、トゥッチ「ジュリー&ジュリア」)。ただし、ハレルソン以外は逆に票割れを懸念する声もあり、候補落ちの危険も十分にある。
結論
前哨戦実績では劣るが、作品の力で逆転を狙うのがアンソニー・マッキー(ハート・ロッカー)。共演ブライアン・ジェラティとの票割れが気になるところだが、作品支持者のほとんどはマッキ―に票を投じるだろう。今年のアカデミー賞戦線はサンダンスとトロント国際映画祭での「プレシャス」2冠から始まったと言ってよく、「プレシャス」自体のBUZZは下降傾向とはいえ、黒人たちの活躍がひとつのキーワードとなることは間違いない。ほかの演技賞部門でも1人は黒人俳優がノミネートされそうな気配で、ならばここはマッキ―に票が集まっておかしくない。
管理人予想
クリストフ・ヴァルツ(イングロリアス・バスターズ)
ウディ・ハレルソン(The Messenger)
スタンリー・トゥッチ(ラブリーボーン)
クリストファー・プラマー(The Last Station)
アンソニー・マッキー(ハート・ロッカー)