[ノミネーション最終予想] 主演女優賞
有力コンテンダー
ズーイ・デシャネル((500)日のサマー)
キャリー・マリガン(17歳の肖像)
シャルロット・ゲンズブール(Antichrist)
ゾーイ・サルダナ(アバター)
サンドラ・ブロック(しあわせの隠れ場所)
アビー・コーニッシュ(Bright Star)
ペネロペ・クルス(抱擁のかけら)
メリル・ストリープ(恋するベーカリー)
メラニー・ロラン(イングロリアス・バスターズ)
メリル・ストリープ(ジュリー&ジュリア)
ヘレン・ミレン(The Last Station)
シアーシャ・ローナン(ラブリーボーン)
マリオン・コティヤール(NINE)
ガボーレイ・シディベ(プレシャス)
ミシェル・モナハン(Trucker)
エミリー・ブラント(ヴィクトリア女王 世紀の愛)
下馬評TOP5
サンドラ・ブロック(しあわせの隠れ場所)
メリル・ストリープ(恋するベーカリー)
キャリー・マリガン(17歳の肖像)
ガボーレイ・シディベ(プレシャス)
ヘレン・ミレン(The Last Station)
解説
前哨戦序盤はメリル・ストリープ(ジュリー&ジュリア)VSキャリー・マリガン(17歳の肖像)の新旧スター対決の様相だったが、中盤戦からはストリープが独走、このまま3度目のオスカー像を手中にするかと思われた。しかし終盤戦にきて突如サンドラ・ブロック(しあわせの隠れ場所)が急上昇。ブロードキャスト批評家賞でストリープとタイ受賞を果たすと、余勢を駆ってゴールデン・グローブ賞、アメリカ俳優組合賞と重要賞を総なめしてしまった。もはや完全に勢いは逆転しており、このまま初のオスカー像を手にする確率が高い。
この部門は「プレシャス」のガボーレイ・シディベを含めた4人までがノミネートLOCK状態で、予想の焦点は最後の椅子に誰が座るかに絞られる。実績一番手はヘレン・ミレン(The Last Station)で、下馬評でも彼女のノミネートは堅いとする声が多い。ただし、この部門は近年、フレッシュな美人女優に甘い傾向が出ており、言っては悪いが老年のミレンより若さで勝るコンテンダーが上位にくる可能性もある。逆転候補一番手は「つぐない」でも可憐な魅力でアカデミー会員たちをノックアウトしたシアーシャ・ローナン(ラブリーボーン)。作品の評価は今ひとつだが、助演男優部門でスタンリー・トゥッチも有力視されているように、演技賞部門なら勝負になる。アメリカ俳優組合賞でアンサンブル演技賞を受賞した「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロランも侮れない。助演部門に回るとの噂もあるが、こちらのほうが候補の可能性は高い。ほか、アビー・コーニッシュ(Bright Star)、エミリー・ブラント(ヴィクトリア女王 世紀の愛)、ズーイー・デシャネル((500)日のサマー)など若く美しいコンテンダーたちが逆転を狙う。そしてあの大ヒット作「アバター」も、コンピューター処理された”間接演技”ながら、ゾーイ・サルダナを主演女優賞にプッシュしているのが何とも不気味。彼女がノミネートされるようなら、本当の意味で映画のあり方が変わる瞬間と言える。
結論
シアーシャ・ローナンは前哨戦実績こそ劣るが、最重要視していいブロードキャスト批評家賞で主演女優賞にノミネートされており、逆転の可能性は十分。アカデミーの老会員たちが本気で育てていきたいと願う逸材で、「つぐない」に続くノミネートがありそうだ。”子役”が2度のアカデミー賞候補に挙がるケースは稀だが、美貌と演技力の双方に恵まれたスター候補のローナンなら高いハードルをクリアできるだろう。
管理人予想
サンドラ・ブロック(しあわせの隠れ場所)
メリル・ストリープ(恋するベーカリー)
キャリー・マリガン(17歳の肖像)
ガボーレイ・シディベ(プレシャス)
シアーシャ・ローナン(ラブリーボーン)