【全米ボックスオフィス 2010年4/9~4/11】 2大人気コメディアン共演の新作が首位デビュー!
「ザ・オフィス」のスティーヴ・カレル&「30 ROCK」のティナ・フェイというTVドラマシリーズの人気者2人が夢の共演を果たしたコメディー「Date Night」が3374館で公開され、2700万ドルの興収をあげ首位デビューを果たした。カレルは「40歳の童貞男」でブレイク以降、「エバン・オールマイティ」「ゲット・スマート」の2本で1億ドル超を売り上げているヒットメイカー。対するフェイも単独主演作「ベイビー・ママ」で6000万ドル超を売り上げ、アカデミー賞授賞式のホスト候補に名前が挙がるほどの人気者だ。オープニング3日間の成績は、決して人気者2人の共演による化学反応が起きているとは言い難いものだが、5500万ドルの製作費を思えば十分に及第点を与えられるものではある。
ただ、批評家からの反応は悪くなく、肯定的見解が多数を占めている。映画のおもしろさという点では、2人の共演は十分に化学反応を起こしていたといえそうだ。
先週からワンランクダウンの「タイタンの戦い」は2680万ドルを売り上げたが、前週比56%減と予想通り厳しい興行を強いられている。ただし、トータル興収はすでに1億1000万ドルを超え、製作費1億2500万ドルの回収は問題なさそう。最終的には2億ドルラインギリギリの攻防になりそうだ。
一方、3位に踏みとどまった「ヒックとドラゴン」は前週比わずか12%減とアニメ作品らしい腰の強い興行。この週末も2500万ドルを売上げ、総興収は1億3300万ドルを突破している。この分なら2億ドルは楽々クリアできそうで、同社の「シュレック」シリーズ以外の作品としては、「カンフーパンダ」の2億1500万ドルを超えて、もっとも成功した作品として記憶されることになりそうだ。
10位にランクインは感動ドラマ「Letters to God」。神様に宛てて手紙を書く癌の病に侵された少年と、郵便配達人の心の交流を描く、実話を元にしたヒューマンドラマ。批評家からの評価は散々で、897館の公開も興収は125万ドルと大苦戦。独立系配給会社Vivendi Entertainmentの挑戦は無残に散ってしまった。
TW | LW | Title | 配給 | Weekend | 劇場数 | Total | 週 |
1 |
N
|
Date Night | Fox |
$27,100,000
|
3,374
|
$27,100,000
|
1
|
2 |
1
|
タイタンの戦い | WB |
$26,875,000
|
3,802
|
$110,468,000
|
2
|
3 |
3
|
ヒックとドラゴン | P/DW |
$25,350,000
|
4,007
|
$133,891,000
|
3
|
4 |
2
|
Tyler Perry’s Why Did I Get Married Too? | LGF |
$11,000,000
|
2,155
|
$48,520,000
|
2
|
5 |
4
|
The Last Song | BV |
$10,000,000
|
2,674
|
$42,400,000
|
2
|
6 |
5
|
アリス・イン・ワンダーランド | BV |
$5,600,000
|
2,530
|
$319,300,000
|
6
|
7 |
6
|
Hot Tub Time Machine | MGM |
$5,430,000
|
2,611
|
$36,969,000
|
3
|
8 |
7
|
バウンティー・ハンター | Sony |
$4,300,000
|
2,901
|
$56,001,000
|
4
|
9 |
8
|
Diary of a Wimpy Kid | Fox |
$4,100,000
|
2,453
|
$53,756,000
|
4
|
10 |
N
|
Letters to God | Viv. |
$1,250,000
|
897
|
$1,250,000
|
1
|