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【全米ボックスオフィス 2010年5/21~5/23】 「シュレック」最終章が予想をはるかに下回るスタート

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今年のサマーシーズンの覇者となる可能性を秘めた人気シリーズ最新作「シュレック・フォーエバー」が、4359館というアニメーション映画としては史上最大となる上映館数で公開され、首位デビューを飾った。4359館のうち2373館は3D上映劇場という、これまた史上最大級の拡大公開となったわけだが、残念ながらパラマウント/ドリームワークスの過度な期待は無残にも裏切られる結果となってしまった。

大方の予想では、オープニング興収は最低でも1億ドルを超えるだろうと言われていたが、ふたを開けてみると、初日の金曜に2000万ドルという予想を大きく下回る数字でデビューしたかと思えば、その後土日に巻き返しも叶わず、3日間興収は7100万ドルに留まった。「シュレック2」が1億800万ドル、「2」が1億2100万ドルをそれぞれ最初の週末に稼ぎ出したのに比べると、上映劇場数が増え、さらに3D割増料金まで加算されるはずの本作で”たったの”7100万ドルしか稼げなかった事実は、はっきり言って「大ヒットシリーズ」というブランドイメージを損なう致命傷と言っていい。映画に対する評価も、好評だった「1」「2」に比べると、「3」は明らかに質が落ちたと失敗作の烙印を押され、今回の新作もその「3」と同程度の評価というのが市場の見解だ。こうなると息の長い興行も望めず、最低3億ドルと見積もられていた興収は、もしかすると2億ドル前半あたりに留まるかもしれない。


どの道、本作の賞味期限は、ライバル・ピクサーが送り込む強力作「トイ・ストーリー3」が公開される6月第3週までの1ヶ月足らずということで、大きな期待を裏切ることになるのは間違いないところ。シリーズ最終章と謳われる本作だが、配給のパラマウント/ドリームワークスとしては、当然ヒットすれば更なる続編を目論んでいたはずで、皮肉にも市場からシリーズ終結の最後通知を受ける格好になってしまった。

6位に初登場の「MacGruber」は、サタデーナイト・ライブのミニコントを映画化したおバカ・コメディー。同番組からの映画化と言えば、「ブルース・ブラザース」や「ウェインズ・ワールド」という大ヒット映画をはじめ、近年ではティナ・フェイ主演の「ベイビー・ママ」などもスマッシュヒットとなっている。人気TVシリーズ「冒険野郎マクガイバー」をパロディーした本作も、2551館という上映館数からしてそれなりの期待を背負っていたわけだが、興収はわずかに410万ドルという壊滅状態となっている。主演スターのウィル・フォーテとしては立ち直れないほどの不人気で、しばらくは主演映画が製作されることもないだろう。

10位の「Kites」は、メキシコを舞台に繰り広げられる運命の恋を描いた”ボリウッド”映画。208館の公開ながら、100万ドル超を売り上げる大健闘。TOP10圏内では上位3作品に次ぐアベレージとなっている。批評家の評価もマズマズで、クチコミで息の長いヒットになる可能性もありそうだ。

さて次週は「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」「セックス・アンド・ザ・シティ2」が激突。完全にターゲットを異にする2作品だが、首位デビューを果たすのはどちらか。

TW LW Title 配給 Weekend 劇場数 Total
1
N
シュレック・フォーエバー P/DW
$71,250,000
4,359
$71,250,000
1
2
1
アイアンマン2 Par.
$26,600,000
4,177
$251,265,000
3
3
2
ロビン・フッド Uni.
$18,700,000
3,505
$66,100,000
2
4
3
Letters to Juliet Sum.
$9,100,000
2,975
$27,400,000
2
5
4
Just Wright FoxS
$4,225,000
1,831
$14,631,000
2
6
N
MacGruber Uni.
$4,100,000
2,551
$4,100,000
1
7
7
Date Night Fox
$2,825,000
1,869
$90,660,000
7
8
6
エルム街の悪夢 WB (NL)
$2,285,000
2,125
$59,931,000
4
9
5
ヒックとドラゴン P/DW
$1,850,000
1,751
$210,940,000
9
10
N
Kites Relbig.
$1,037,000
208
$1,037,000
1

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