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【全米ボックスオフィス 2010年8/13~8/15】 消耗品とは呼ばせない!「エクスペンダブルズ」が大ヒットスタート!

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80年代~90年代に栄華を誇った”かつての”アクションスターが総結集。シルベスター・スタローンがイコンとしての影響力をフルに発揮して作り上げた「エクスペンダブルズ」がついに全米公開され、期待にたがわぬ大ヒットスタートを切った。

3270館で封切られた「エクスペンダブルズ」は、オープニング3日間で3500万ドルを稼ぎ出す、スタローンのキャリア最高のオープニングヒットとなった。もちろん、スタローン全盛時のBoxOfficeとは数字的に単純比較は出来ないので、今回の新作がスタローン最高のヒット作であるとは断定できないが、少なくとも90年代以降の主演作の中では「クリフハンガー」に並ぶヒット作ということになりそうだ。

ここ数作、「ロッキー」「ランボー」の続編を次々に発表し、かつての栄華のお釣りでキャリアを引き伸ばしている感のあったスタローンだが、アクションスター全員集合という夢の企画は映画ファンのハートをがっちり掴んだ様子。スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ミッキー・ロークら、一世を風靡した新旧スターが勢ぞろいし、さらに”プラネット・ハリウッド・トリオ”ブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーも出演するという、まさに映画ファン垂涎のオールスターキャストだ(エリック・ロバーツも忘れちゃいけない!)。

客層を選ぶ作品だけに持続力ははなはだ疑問だが、オープニングの勢いを駆って、最終的には1億ドルの大台を超えてくる可能性もある。”最初で最後の競演”と銘打っているこのオールスターキャストだが、予想以上の大ヒットを受けて、配給のライオンズゲートは当然続編の企画をスタローンに打診することだろう。続編となれば、今回出演を辞退したとされる、ジャン・クロード=ヴァン・ダムやカート・ラッセルをはじめ、スティーヴン・セガール、ヴェズリー・スナイプスらの登場にも期待したいところだ。夢はまだまだ広がる。


男臭いアクション映画とは180度客層を異にする、女性向けスピリチュアル癒しドラマ「食べて、祈って、恋をして」が2位に初登場。3082館の封切りで2370万ドルを稼ぐマズマズのスタートを切っている。客を呼べるBoxOfficeスター、ジュリア・ロバーツのネームバリューも存分に発揮され、まずは手堅い興行と評価していい。実は03年の「モナリザ・スマイル」以来の単独主演作となる本作。その「モナリザ~」のオープニング興収が1100万ドル程度だったのに比べれば、かなりマシな数字と言える。ただし、ヒット作を連発していた90年代に比べればスターパワーの低下は明らかで、TVドラマ「Glee」のヒットメイカー、ライアン・マーフィの手腕を持ってしても、現状ではこの辺りの数字が限界と言えるかもしれない。
ジェームズ・フランコ、ハヴィエル・バルデムら実力派が脇を固めるものの、作品の評価は今ひとつ。クチコミで客足が伸びるタイプの作品ではないようで、最終的な興収は7~8000万ドルあたりに落ち着きそうだ。

「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」と2本の傑作を立て続けに放ち、マニアの間ではカルト的な人気を誇るイギリス出身の奇才エドガー・ライト監督の新作にして、アメリカ資本でカナダの人気コミックを映像化した異色作「Scott Pilgrim Vs. The World」が、2818館という驚きの拡大公開で迎えたオープニング興収は、残念ながらわずかに1000万ドル超と完全な空振りに終わった。
製作費6000万ドルという、ライト監督のこれまでの作品からは想像もつかない巨費を投じて製作された「Scott Pilgrim~」だったが、アメリカの観客にライト監督の独特のセンスは受け入れられなかったようだ。もともと、英国人好みするアイロニー豊かでシュールな笑いを得意とする監督だけに、ストレートな笑いが求められるアメリカは活躍の場ではなかったということだろう。
アメリカでの不振は残念だが、日本では東宝東和の配給により来年2月の公開が予定されており一安心。公開取り消しなんてことがないように祈りたい。

TW LW Title 配給 Weekend 劇場数 Total
1
N
エクスペンダブルズ LGF
$35,030,000
3,270
$35,030,000
1
2
N
食べて、祈って、恋をして Sony
$23,700,000
3,082
$23,700,000
1
3
1
The Other Guys Sony
$18,000,000
3,651
$70,543,000
2
4
2
インセプション WB
$11,370,000
3,120
$248,554,000
5
5
N
Scott Pilgrim vs. the World Uni.
$10,525,000
2,818
$10,525,000
1
6
6
怪盗グルーの月泥棒 Uni.
$6,767,000
2,923
$221,993,000
6
7
3
Step Up 3-D BV
$6,626,000
2,439
$29,565,000
2
8
4
ソルト Sony
$6,350,000
2,834
$103,569,000
4
9
5
Dinner for Schmucks P/DW
$6,316,000
3,046
$58,816,000
3
10
7
キャッツ&ドッグス 史上最強の肉球戦争 WB
$4,075,000
2,728
$35,104,000
3

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