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第83回アカデミー賞 監督賞フロントランナー

アカデミー賞 記事:2010.10.30

第83回アカデミー賞監督賞フロントランナーの紹介。作品賞ノミネート10枠に対して監督賞は5枠。つまりは5人が”落選”する仕組み。ただし、必ずしも作品賞候補10作品から5人の監督が選ばれるという保証もない。今年は作品賞10枠から漏れたとしても、監督賞の候補に挙がりそうな監督もいる。

監督賞フロントランナー

クリストファー・ノーラン
(インセプション)

2001年 脚本賞候補(メメント)

前作「ダークナイト」でまさかの候補落ち。これが引き金となって作品賞枠が10に拡大されたと言っても過言ではない。今やハリウッドでもっとも影響力の強い監督のひとり。業界への貢献度を考えれば受賞まで圏内。
デヴィッド・フィンチャー
(ソーシャル・ネットワーク)

2008年 監督賞候補(ベンジャミン・バトン 数奇な人生)

トガったビジュアルだけが先行した初期とは違い、独自の作家性を身に着けた近年は確実に監督としてステップアップした感。作品賞部門で最有力視されているだけにここでも本命だが、ノーランの追い上げが怖い。
トム・フーパー
(The King’s Speech)

候補・受賞経験なし

前作「くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-」が好評だった、若干38歳のイギリスの俊英。ワインスタイン兄弟のバックアップで作品賞受賞のチャンスもあるが、新人に厳しい監督賞部門での逆転は難しいか。
ダニー・ボイル
(127 Hours)

2008年 監督賞受賞(スラムドッグ$ミリオネア)

ハリウッドでは結果を残せなかった英国監督が、前作「スラムドッグ$ミリオネア」でいきなりのオスカー受賞。続く本作も高評価で連続ノミネートも圏内だが、受賞したばかりということで敬遠される可能性も。
マイク・リー
(Another Year)

2008年 脚本賞候補(Happy Go Lucky)
2004年 監督賞・脚本賞候補(ヴェラ・ドレイク)
1999年 脚本賞候補(トプシー・ターヴィー)
1996年 監督賞・脚本賞候補(秘密と嘘)

2度の監督賞ノミネート経験を持つイギリスの重鎮。作る映画は決してオスカー向きではないが、会員たちからの寵愛は厚い。カンヌで好評だった新作をひっさげての賞レース参戦で、3度目の候補も十分に圏内。

その他の有力監督(アルファベット順)


リサ・チョロデンコ(The Kids Are All Right)

デレク・シアンフランス(Blue Valentine)

ダーレン・アロノフスキー(ブラック・スワン)

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(Biutiful)

ジョン・ウェルズ(The Company Men)

ダグ・リーマン(Fair Game)

デヴィッド・O・ラッセル(The Fighter)

ロマン・ポランスキー(The Ghost Writer)

ジェームズ・L・ブルックス(幸せの始まりは)

ディーン・デュボア、クリス・サンダース(ヒックとドラゴン)

マット・リーヴス(Let Me In)

エドワード・ズウィック(Love and Other Drugs)

ナイジェル・コール(Made in Dagenham)

マーク・ロマネク(わたしを離さないで)

ポール・ハギス(The Next Three Days)

ジョン・キャメロン・ミッチェル(Rabbit Hole)

マーティン・スコセッシ(シャッター アイランド)

ソフィア・コッポラ(Somewhere)

フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク(ツーリスト)

ベン・アフレック(ザ・タウン)

リー・アンクリッチ(トイ・ストーリー3)

ジョエル&イーサン・コーエン(トゥルー・グリッド)

デブラ・グラニク(Winter’s Bone)


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