[2010 Precursors] LAも「ソーシャル~」勝利!「Carlos」が次点
NYと並んで批評家賞の中でも最も権威あるロサンゼルス映画批評家協会賞が発表され、「ソーシャル・ネットワーク」が作品、監督、脚本、作曲の4部門で受賞した。
作品賞の次点には、TVのミニシリーズを劇場版に編集して公開した、実在のテロリストの半生を描いたドラマ「Carlos」が選ばれ、オリヴィエ・アサヤスがデヴィッド・フィンチャーと監督賞を分けあっている。
目立つところでは、主演女優賞部門で「母なる証明」のキム・ヘジャがサプライズ受賞。賞レース席巻中のジェニファー・ローレンスを破っての堂々の受賞だ。また、助演男優部門では、「A Prophet」のニール・アルストラップが受賞。どちらもロサンゼルスの批評家たちらしいチョイスとなっている。
ちなみに93年の「シンドラーのリスト」を最後に、アカデミー賞とは受賞作品がことごとく一致していないロサンゼルス批評家賞だが、昨年は「ハート・ロッカー」で久々に受賞作が一致した。とはいえアカデミー賞を占う意味では決して相性のいい賞とは言えず、今回受賞の「ソーシャル・ネットワーク」もそれほど大きなアドバンテージを得たわけではない。
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