[2010 Precursors] 英国アカデミー賞ノミネーションは波乱含み!
第64回英国アカデミー賞ノミネーションが発表され、「英国王のスピーチ」が最多14部門、「ブラック・スワン」が12部門のノミネートで続いた。他、「インセプション」9部門、「トゥルー・グリッド」8部門と続き、なんと作品賞候補の中では本命視される「ソーシャル・ネットワーク」が一番少ない6部門候補という小さな波乱が起きている。異国で生み出されたSNS革命に対して、英国は客観的に冷ややかな態度を決め込んでいるようだ。
主演男優賞部門ではロバート・デュヴァル(Get Low)、レオナルド・ディカプリイオ(インセプション)、ライアン・ゴズリング(ブルー・バレンタイン)ら有力候補を抑えて、ハヴィエル・バルデム(Buitful ビューティフル)がサプライズ候補。カンヌで男優賞を受賞している実績もあり、まだまだ賞レースから除外できない存在だ。
主演女優部門に波乱。助演部門で前哨戦実績を残しているヘイリー・ステインフェルド(トゥルー・グリット)が主演部門でノミネート。また大ブレイクしたスウェーデン女優ノオミ・ラパス(ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女)も候補入りした。結果、ジェニファー・ローレンス(Winter’s Bone)、ニコール・キッドマン(Rabbit Hole)らがOUT。
助演男優部門に最大のサプライズ・ドラマ。ピート・ポスルスウェイト(ザ・タウン)が堂々の候補入り。共演のジェレミー・レナーに代わってのノミネートという形になった。米国アカデミー賞でも同じドラマが待っているかもしれない。
助演女優部門も波乱含み。本命視されるメリッサ・レオ(ザ・ファイター)がまさかの候補落ち。「ブラック・スワン」からも前哨戦実績のあるミラ・クニスではなく、バーバラ・ハーシーがノミネート。主演部門で有力視されるレスリー・マンヴィル(Another Year)もこちらのカテゴリーに入った。
英国アカデミー賞ノミネーションはこちら