[第83回アカデミー賞ノミネート予想] 主演男優賞
昨年の「シングルマン」に続く2年連続ノミネート確実なコリン・ファース(英国王のスピーチ)が牽引した前哨戦。ジェシー・アイゼンバーグ(ソーシャル・ネットワーク)、ジェームズ・フランコ(127 Hours)の受賞もチラホラ見られたが、8割以上の賞はファースがかっさらった。
ノミネートされた実績まで検証すると、今年は強力なBIG5がほとんどの賞で顔を出している。前述の3人に加え、ジェフ・ブリッジス(トゥルー・グリット)、ロバート・デュヴァル(Get Low)の5人が、順当に行けばオスカー候補を受けることになるだろう。重要3賞のうち、俳優組合賞、ブロードキャスト批評家賞もこのBIG5での決着となっている。
ただし、例年1人はサプライズが起きるもの。前哨戦も去年ほど偏った結果にはなっていないので、他コンテンダーの逆転は十分あるだろう。BIG5のうち脱落があるとすればロバート・デュヴァルか。対象作品の知名度が低く、投票母数の大きな賞になればなるほど苦戦を強いられる。
ではデュヴァルに代わる可能性があるのは誰か。対象作品が強いレオナルド・ディカプリオ(インセプション)、マーク・ウォルバーグ(ザ・ファイター)あたりが筆頭候補だろう。前哨戦でデュヴァルに次ぐ結果を出したライアン・ゴズリング(ブルーバレンタイン)、ハヴィエル・バルデム(Buitful ビューティフル)も有力だが、対象作品の認知度がデュヴァルの対象作とさほど変わらない。
この中で1番勢いがあるのは対象作がBoxOfficeでも好調稼動中のマーク・ウォルバーグ。ボクサー役は会員たちの受けもよく、得票につながりやすい。共演者たち(クリスチャン・ベール、メリッサ・レオ、エイミー・アダムス)が揃ってノミネート確実となれば、彼らに引っ張られて候補入りしておかしくない。「ディパーテッド」の候補で会員内の意外な人気を証明しており、2度目の候補も圏内だ。
管理人予想
コリン・ファース(英国王のスピーチ)
ジェームズ・フランコ(127 Hours)
ジェフ・ブリッジス(トゥルー・グリット)
ジェシー・アイゼンバーグ(ソーシャル・ネットワーク)
マーク・ウォルバーグ(ザ・ファイター)
他有力コンテンダー
ロバート・デュヴァル(Get Low)
ハヴィエル・バルデム(Biutiful ビューティフル)
ライアン・ゴズリング(ブルーバレンタイン)
レオナルド・ディカプリオ(インセプション)
マイケル・ダグラス(Solitary Man)
レオナルド・ディカプリオ(シャッター アイランド)
ベン・アフレック(ザ・タウン)
スティーヴン・ドーフ(SOMEWHERE)
アーロン・エッカート(Rabbit Hole)
ポール・ジアマッティ(Barney’s Version)
ジェイク・ギレンホール(Love and Other Drugs)