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[受賞予想] 助演女優賞-14歳少女が大ベテランを逆転

アカデミー賞 記事:2011.02.21

■助演女優賞
「ザ・ファイター」から演技賞に3人がノミネートされたが、3人とも作品の中では独自に強いキャラクターを持ち、かつ演技力も光った。特にメリッサ・レオが演じた母親はユニークで、彼女のキャリアと演技力がなければ説得力を与えられなかっただろう。前哨戦で他をリードした実績にも納得だ。

前哨戦はそのメリッサ・レオが、助演男優賞部門の共演者クリスチャン・ベール同様、重要3賞を独占する完璧な実績。実績通りならまったく逆らえない。ただし、スタジオの弱腰なオスカー・キャンペーンに業を煮やしたレオが、自費を投入してFYC広告を打ち、それが「やりすぎ」と批判の対象に晒されているのが不安材料だ。アカデミー会員は昔からこういう過剰な宣伝攻勢を嫌っており、レオの勇み足は致命傷になり兼ねない。

また、対抗馬として急浮上しているのが、レオとは何から何まで対照的なヘイリー・スタインフェルド(トゥルー・グリット)というのもレオにとっては厄介だ。この若干14歳の新星は、映画の中で映画史に残るほど気丈で、タフで、ウィットに富んだ少女を演じている。実質主演と言ってよく、役柄の印象ではレオを凌ぐ。また、今回は共演者(ジェフ・ブリッジス)に受賞チャンスが少ない分、作品ファンの票はすべて彼女に回ってくるだろう。ノミネートされた10部門で受賞できそうなのは1つか2つだけというのも、逆に票が集中しやすく、有利だ。

さらに、この部門は昔から子役や新人に優しいという傾向もスタインフェルドには嬉しいデータ。古くは「奇跡の人」のパティ・デューク、「ペーパー・ムーン」のテイタム・オニール、「ピアノ・レッスン」のアンナ・パキンなど。新人で括れば「いとこのビニー」のマリサ・トメイもその範疇だ。助演男優賞が比較的老優に優しいのと比べると対照的で、最近は主演女優賞が美貌の女優に与えられることとも無関係とは言えない気がする。コーエン兄弟に見出されたというブランドとオスカー受賞を武器に、スタインフェルドが大きな飛躍を遂げる姿が想像できる。

管理人の予想
◎ヘイリー・スタインフェルド(トゥルー・グリット)
○メリッサ・レオ(ザ・ファイター)


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